日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2013.08.09)
岩手・宮城県の子ども37名が神戸へ!「子どもまちづくりリーダーツアー2013」Vol.2(2013.08.09)
2013年7月27日〜30日に兵庫県神戸市で実施した「子どもまちづくりリーダーツアー2013」。前回は、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の子どもまちづくりクラブメンバー計37名が、阪神淡路大震災から復興した神戸のまちの取り組みを学んだ活動内容を報告しました。今回は、当日の動画を続編としてお届けします。
■「4日間でたくさんのちがう意見が聞けた」神戸での充実した活動■
今回の子どもまちづくりリーダーツアーで力をいれた活動は、神戸で地域の復興に向け活動している団体の取り組みを学ぶフィールドワーク!「自分たちの考えをさらに具体的にしたい。そして、地域の再生に向けた取り組みについて学びたい!」 「失敗したこと、うまくいったことを聞いて商店街の人に報告したい! 」「18年間で復興がどこまで進んだか目で見て、実感して、山田の未来はどんな風になるのか考えることが出来るかも…!? 」とフィールドワークに向けて各地域で準備 をしてきた子どもまちづくりクラブメンバー。神戸でどのような4日間を過ごしたのか、その様子をぜひ動画でご覧ください。
■「少しでも復興に関わりつづけたい」
これからも地域の復興に向けてSpeaking Out From Tohoku!■
ツアー最終日にメンバーが記入したアンケートでは、37名全員が「地域の復興やまちづくりに向けてもっと参加したい」と答えていました。中には、「自分もおなじようなけいけんをしているから、こうゆうときはどうするかなどをおしえてあげたりしたいです」、「2年、KYTとして活動してきて、さらに、神戸で学んだことを山田町で広めたり、学校の友達にも知ってほしい」といった声も。
また、ツアー4日間を通して、「人にたよるんじゃなくてせっきょくてきにやる」、「任せっぱなしじゃダメ」、「やる前からムリって言っちゃだめ。否定を怖がってはいけない」など、今後活動を続けていく上での姿勢についても得ることができたようです。
〜参加したメンバーの声〜
・いろいろな方法で、復興できることが分かった。(山田町・中学生・女)
・3Bの法則や、認知度のあげかた、イベント、グッズ作成などについてアドバイスや「やる前からむりだと決めずに、やってみなきゃ分からない」などのことばがこれから、全体的にいかせると思った。また、KYTなどの活動以外の日常でもいかせると思った。(山田町・高校生・女)
・神戸でも震災のために、色々とくふうなどしているんだな、と思った。(陸前高田市・小学生・女)
・神戸の人たちが、若者の参加は大切とか、10年20年後をみすえた復興が必要とか言ってくれてうれしかったし、子どもの意見でできた物をみれた!!(陸前高田市・高校生・女)
・なにをするにも行動が必要(陸前高田市・高校生・男)
・神戸のまちでは、商店街でもKIITOでもまち・コミでも、みんなが積極的にまちを元気にしていたから、宮城に帰ってからも生かしたいと思った。(石巻市・中学生・女)
・フィールドワーク、すごく良かった。資料だけでなく、自分の目で見た方がいい!(石巻市・高校生・男)
・まちの活性化は、みんなが立ちあがること、行政にまかせっきりにしないことが大事!!地域の中のコミュニケーションを、つながりをもつことが大事。今あるものを大切に、石巻の活性化を!!(石巻市・高校生・女)
子どもまちづくりクラブメンバーは今回の学びを地域の復興に向けた今後の活動に生かそうと、帰ってきた週末から早速各地域で活動を行っています。子どもまちづくりクラブメンバーが神戸で具体的に何を学び、それをどう地域での活動に生かそうとしているのか、後日各地域のメンバーの活動の様子も報告しますので、ぜひ楽しみにしてください♪
また今月8月末〜来月9月頭には岩手県山田町、宮城県石巻市で、子どもまちづくりクラブ報告会を実施する予定です。みなさまのご参加お待ちしています!
★子どもまちづくりクラブ報告会★
【岩手県山田町】
日時:8月25日(日)14時00分〜16時30分
会場:KYTみんなのひろば(仮設子どもセンター、山田町長崎3-1-3)
申込先:0198-68-3012(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 遠野事務所 担当:山田)
【宮城県石巻市】
日時:9月1日(日)14時00分〜16時30分
会場:みやぎ生協文化会館アイトピアホール
申込先:022-399-7335(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 仙台事務所 担当:菅原)
(報告:仙台事務所 真屋友希)