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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.08.05)

子どもまちづくりクラブVol.51〜岩手県陸前高田市〜(2014.08.05)

 

地域の復興に向けて活動する陸前高田市子どもまちづくりクラブ「絆〜save the hope TAKATA〜」(通称・絆クラブ)。最近はこれから建設予定の図書館に子どもたちの声を反映しようと活動しています。そこで2014727日、現在市内にある図書館の見学に行きました!

 

■新たなメンバーも一緒に図書館見学に向けて準備■

326日に絆クラブが企画・実施した「進め!高田っ子!まちづくりトーク☆第2弾」で、図書館再建の計画を知った絆クラブメンバー。まずは現状を知ろうと、現在ある図書館を見学することにしました。見学にあたり、この夏から活動に参加しているメンバーも一緒にみんなで協力して事前準備♪見学に行った際にどのような点を確認したらよいのか、こんな図書館だったらいいなという視点から考えます。


■見学1:仮設市立図書館■
じめに訪問したのは、竹駒町にある仮設の陸前高田市立図書館。緊張しながらも事前に自分たちで考えた流れに沿って見学を進めていきます。絆クラブの活動紹介をした後、職員の方の案内のもと館内をぐるりと回り、実際に利用しながら見学。「こんな本ありますか?」というメンバーの質問に、「自分で探してみる?」と職員の方。教えてもらいながら、4月に導入されたパソコンに実際に触れて検索。「いろいろな年代の人に利用してもらうために工夫していることはありますか?」という質問に対しては、「一人ひとりに合った本を提案しています」と答えてくださいました。
 


■見学2:にじのライブラリー■

続いて訪れたのは今泉天満宮内にあるにじのライブラリー。ログハウスの建物内には絵本が壁一面に並べられています。「どうして絵本が多いんですか?」というメンバーの質問に、「小中学生は学校の図書室で本を借りることができるけど未就学の子どもたちは本に触れる場がありません。また、絵本は1冊の単価が高かったり、飽きてしまうことがあるので、ここで提供できればと思っています」と説明してくださる職員の方。陸前高田市の現状についてもお話があり、メンバーからは「ちゃんと地域や復興について考えなきゃと思った。(図書館の職員の方に)子どもまちづくりクラブ報告会東北子どもまちづくりサミットに来てほしい」との声があがりました。


■見学3:陸前高田コミュニティー図書室■

最後に訪問したのは、震災前オートキャンプ場で現在は仮設住宅があるモビリア内の陸前高田コミュニティー図書室。子どもからおとな向けの本はもちろん、中高生が好きそうな本や漫画も充実している図書館に、初めて利用したメンバーは「借りていきたい、もっといたい!」と言いながらの見学でした。「ペットや占いの本が好きでよく読みます」と話すメンバーに、「私も好きです!後でおすすめの本を紹介します!」と職員の方が気さくに答えてくださいました。


■これからも高田の復興に向けて活動■
職員の方々の多大なるご協力をいただいて、図書館見学も無事終了♪暑い中、半日かけて3か所の図書館を見学した子どもたち。絆クラブの活動紹介を担当したメンバーは、普段あまりやったことがない役割に、「しっかり言えたので自分の役割が達成できた」と、ほっとした様子。


今後、絆クラブメンバーは今回の図書館見学での学びや気づきをまとめるとともに、8810日に実施予定の「子どもまちづくりリーダーツアー2014in東京」では、都内の図書館を訪問し、参考になりそうなアイデアを調べます!みなさま、引き続き応援・ご協力をお願いいたします。

(報告:遠野事務所 木下秋葉)



 

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