日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2011.11.07)
子どもまちづくりクラブ!Vol.3 〜岩手県陸前高田市〜(2011.11.07)
前々回は宮城県石巻市、前回は岩手県山田町の「子どもまちづくりクラブ」の活動を紹介しました。今回はそれに続き、陸前高田市の子どもたちの活動の様子をお届けします!
■絆 〜save the hope TAKATA〜
陸前高田市での「子どもまちづくりクラブ」の活動は、2011年6月25日よりスタートし、地域報告会の個別準備等で集まった回も数えると、約20回も話し合いを行ってきました。
当初高校生と小学生という歳の離れたチームでしたが、陸前高田市に暮らす仲間として"絆"を大切にし、全員で同じ"希望(hope)"に向かって活動していこうという想いでこのチーム名に決まりました。
陸前高田市の地図に"夢のまちプラン"を書き込むメンバー
報告会で"夢のまちプラン"を発表する高校生
■豊かに暮らせる町にするために■
活動の中で、こんなまちになったらいいなぁというアイディアを子どもたち同士で話し合い、夢のまちプランをまとめてきました。
■メンバーが復興計画住民説明会でSpeaking Out!■
活動の当初から、「もっと大人の人たちとも話をしていきたい」という声が子どもたちから挙がっていました。復興計画策定に向けての住民説明会が始まり、ぜひメンバーも一市民として参加しようということで、中学2年の女子2名が復興計画住民説明会に参加。自分たちの意見と同じところなどをチェックしながら、復興計画素案の説明を真剣に聞きました。質疑応答の際には、200名近い参加者の中、勇気を出して手を挙げ、「絆を守り、活力のあるまちをどう作っていくのか」その具体的な方法について質問していました。回答は頂けたものの、さらに質問したいという想いで、説明会終了後、陸前高田市市長さんに突撃し、対談も実現!
このように、大人の意見を聞きながら、さらに具体化した子どもたちの夢プランを2011年11月20日の「東北子どもまちづくりサミット」にて、子どもたち自身が発表します。お楽しみに!次回は石巻の活動報告です。ぜひご覧ください!
(遠野事務所/足立こころ)