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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2013.04.17)

三県の子どもが参加!「世界の防災に向けて、私たちが伝えたいこと!」ワークショップVol.2(2013.04.17)

 
前回、「世界の防災に向けて、私たちが伝えたいこと!」ワークショップで岩手・宮城・福島県の中高生計32名が話し合った様子をお伝えいたしましたが、今回は続編として、当日の子どもたちの様子や声を動画とともにお届けします。
三県の子どもたちが交流しながら、世界の防災に子どもたちの声を反映するために、熱い議論を交わした様子をぜひご覧ください♪

■世界の防災に子どもの声を反映させたい!三県の子どもたちによる熱い意見交換■

三県各地から集合したときには、知らない仲間の出会いに緊張気味だった子どもたちでしたが、ワークショップが進むにつれて、みるみる打ち解けていきました。そして話し合いの時間になると、お茶やお菓子を机に運んで自ら話しやすくするための環境づくりをしたり、提言書作成の際には「パソコンを貸してほしい」「紙がほしい」とスタッフに伝え、限られた時間の中で意見を文章化するために、主体的に活動していました。1泊2日での長時間におよぶ話し合いでしたが、アンケートでは「まだまだ話足りないことがたくさんあった」などと書く子どもが多くいるほど、子どもたちが世界の防災に向けて話したい、伝えたいことはたくさんあったようです。

〜参加した子どもの声〜
・自分が言いたいことを素直に言えた。自分でもびっくり。真剣に向き合ってみると、そのいけんのみりょくや、よさを感じることができた。(岩手県・中2・女)
・次も、ぜひまたみんなとの互いの被災の経験をシェアしたい。このように「話す」と決められている場がないと話せない。ゲームをしてくれたおかげで色んな人との関わり合いがスムーズに行え、心を開くことができた。(福島県・高2・女)
・ほとんどの大人は、子どもの意見をきいてくれる人が、少ないから、もっと子どもの意見を伝えたいと思った。(岩手県・高2・男)
・他の地域の人と話すと、いつもより新鮮だった。(宮城県・中3・男)
・他県の現状を直接聞く機会がなかったので他県の子の活動などが聞けてすごく良い経験になりました。(宮城県・高2・女)
・ここはこういうことじゃないか?など、気づかされる意見もあり、そこから、新しい意見もだすことができた。福島の子とは初めてだったけど、福島の子がくわわることで、もっと、いい意見も出たし、福島はどうなのか(どうだったのか)学ぶこともできた。(岩手県・高1・女)
・自分たちは大人と同じくらいこのしんさいのことを考えているのでそれをしってもらいたい。(岩手県・高2・男)
・自分達の意見を伝えることで社会や大人達が変わってくれるかもしれない(岩手県・中2・女)

・みんなで1つの提げん書を作ったのは、とても達成感があった。(福島県・高1・女)
・自分たちのおもいがすごいちゃんとしたものになってうれしい。参加してよかったー。(宮城県・高2・女)


■防災をはじめ、復興やまちづくりに向けて、これからもSpeak Out!!■
終了後に実施した振り返りアンケートでは、回答者28名全員が「もっと他の人と話しをしてみたいと思った」「自分たち、子どもの意見を大人や社会に伝えたいと思った」と回答し、「自分のまちをより良くしたいのはもちろんだし、伝えることで、自分たちは、必要とされているんだとかんじる(岩手県・高2・男)」「子どもたちは、大人が思っている以上の意見を持っている。それは社会に発信しなきゃもったいない。(宮城県・高3・男)」「復興についてすごく考えている子がたくさんいて、そんな子たちといっしょに大人に訴え続ければ、子どもたちの意見も反映されてくると思う(福島県・高2・女)」といった声があがりました。
自分の意見を社会に発信することの意義を感じた子どもたち。4月末に再度集まり、提言書を校正し、最終完成する予定です。そして5月17日には、第4回グローバルプラットフォームに参加するため、4名の代表メンバーがジュネーブに向かいます!完成した提言書とともに、みなさまに今後も随時報告しますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします♪


(報告:遠野事務所 中村悠)

 

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