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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2013.06.16)

三県の子どもたちが参加!第4回防災グローバルプラットフォーム会合Vol.4(2013.06.16)

 
2013年5月21〜23日までスイス・ジュネーブで開催された第4回防災グローバルプラットフォーム会合に、岩手・宮城・福島県の子どもたち4名も日本代表メンバーとして参加しました。今回は、8泊9日をまとめた動画と子どもたちの声をお届けします!子どもたちが何を気づき、学び、得たのか、ぜひご覧ください♪






■子どもたちの声〜第4回防災グローバルプラットフォーム会合を振り返って〜■
3月末に実施した「世界の防災に向けて、私たちが伝えたいこと!」ワークショップに参加した子どもたち同士で話し合って決めた代表メンバー4名。東北の子どもたちの思いや意見を託され、第4回防災グローバルプラットフォーム会合に参加した代表メンバーは、それぞれに気づきと学びがあったようです。

あるメンバーは、第4回防災グローバルプラットフォーム会合での経験を次のように振り返っています。

第4回防災グローバルプラットフォーム会合への参加につながった提言書作成の活動に参加するまで私は、自分の思いを他人に伝えることはおろか、自分が福島県民であることはできるだけ口外したくないと思っていました。自分の意見が否定されることが恐いのと現実と真っすぐ向き合うことを避けていたからです。
しかし、東北の子どもたちや、世界中の人に自分の心情を話す機会(第4回防災グローバルプラットフォーム会合)をセーブ・ザ・チルドレンから与えていただいてから、私は、自分の意見を発信していくことの重要性と、それがもたらす大きな喜びに気付かされました。特に、第4回防災グローバルプラットフォーム会合での経験は私の人生を明るく、かつ壮大なものにしてくれたように思います。
第4回防災グローバルプラットフォーム会合で、スピーチをした時に、観衆が熱心に傾聴して下さり、彼らと一瞬でも思いをかよわせられたことがあまりにも嬉しくて、涙が出そうになりました。また、私のスピーチ後には、何人もの人が握手や記念撮影を求めてきて、世界中の人が私のことを応援してくれていることが分かりました。それを肌で感じられたことは、未来永劫私の支えとなり、推進力にもなると思います。
今回、東北から共に第4回防災グローバルプラットフォーム会合に参加した仲間とは一生ものの友情を築くことができました。会議期間中におこった数々の試練を協力して乗りこえ、お互いを尊重しながら活動をしていくうちに絆が育まれていきました。そんな友人たちは毎日、年下の私に世話をやいてくれ、その人たちと過ごした時間は何にも代え難いほど大切なものになりました。
そして、旅に同行していたスタッフ全員が、私たち4人を全力でサポートしてくれたことは感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。私に最高の経験と友人をくださって。
たぶん、第4回防災グローバルプラットフォーム会合で私1人が達成できたことってないんじゃないかと思います。なぜなら私の行ったことの全ては仲間やスタッフの協力あってのことだからです。参加して、もっと人が好きになりました。笑
(福島県いわき市・高2女子)

また、世界の舞台での発表や各国の子どもたちとの交流を振り返り、次のように語るメンバーもいます。

今回参加した国の子どもたちも、防災や子ども参加について強い想いがあることを知ることができて良かった。日本にはないシステムや活動をたくさん知ることができたし、私たちが地元でがんばっていることもみんなに伝えることができた。
セッションでは、他の2人が代表して発言してくれたけど、4人、それから仙台のワークショップで一緒に提言書をつくった32人の想いを世界中に発信できたと思う!
あとは、日本の中でも自分と違う地域の話をきいて、もっと防災・まちづくりについて考えていきたいと思った。
今回参加できて本当に良かった!不安なところも楽しさに変わっていった。
ありがとうございました!!^_^
(岩手県陸前高田市・高3女子)

直接、防災についてではないのですが、誰か他の人と通じ合ったり、分かり合ったりするために大切なのは、もちろん言葉は大切だけど、それよりもっと大切だと思ったのは伝えよう!!とする“気持ち”なのだと思いました。
言葉が通じなくても(言語が異なる・・・、障害を抱えている・・・)、伝える手段はちゃんとあって、必死で伝えようとすれば、しっかり伝わるということが分かりました。そして、笑い合うこともできる^_^。
同じように、伝えようとする気持ちがあれば、多かれ少なかれ必ず耳を傾けてくれる大人がいるということが分かりました。必死で伝えようとする子どもたちと一緒に、必死で聞こうとしてくれる大人たちがいました。
また、世界にも防災について本気で考える子どもたちがたくさんいるということです。そして、世界へその思いや経験を共有しようとしています。今回のように、日本の子どもたち、各国の子どもたちの思いを1つにすれば、大きな力になることが分かりました。だから、より世界へ、大人へ伝わりやすくなるのではないかと思いました。
とにかく、本気になって何かに取り組む子どもたちはキラキラ輝いていましたー★★
(岩手県大船渡市・高3女子)

さらに、あるメンバーは今回の経験を通じて今後に向けて、次のように語っています。

私たちは、ここで終わらせてはいけない。
これからもがんばらなきゃいけないんだな、と参加して改めて気づいた。
でも次は、今回一緒に参加したユースたちのように、子どもたちが意見を発信するためのサポートをしていきたい。
(宮城県東松島市・高3男子)

■2015年国連防災世界会議に向けて、これからもSpeak Out!■
2015年には国連防災世界会議が宮城県仙台市で開催され、災害から私たちの命を守るための国際的な行動計画、「ポスト兵庫行動枠組」が策定されます。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、これからも世界の防災に子どもたちが“Speak Out”声をあげ、参加できるように、子どもたちとともに活動していきます!
7月には代表メンバー4名による報告会も予定していますので、ぜひご参加ください。

(報告:仙台事務所 津田知子)

 

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