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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.06.06)

第8回子どもまちづくりクラブ報告会@陸前高田:商店街のイベントで、地域の方々と一緒に!(2014.06.06)

 

“生きるだけの町ではなく豊かに暮らせる町”を目指して活動している陸前高田市子どもまちづくりクラブ「絆〜save the hope TAKATA〜」(通称・絆クラブ)。2012年に絆クラブが制作したミニ「あかりの木」(※)のある高田大隅つどいの丘商店街のイベントで、今年も201461日に第8回活動報告会を行いました!ぜひ動画と共に当日の様子をご覧ください。

 

※ミニ「あかりの木」は、絆クラブが地域のみなさんと一緒に復興のシンボルとして高田大隅つどいの丘商店街内に制作したモニュメントです

 

 

■高田の『今』を切り取った写真を飾って、ワードラリー■

今回の報告会は商店街のイベントに参加して実施したため、いろんな手法を使って行いました。その一つが、震災を風化させないために、2013年冬に実施した「進め!高田っ子!まちづくりフォト☆」(以下「まちフォト☆」)の写真を会場に展示して行ったワードラリー。イベント会場内に展示された写真を観ながら、キーワードを探すと、メンバーがデザインした「まちフォト☆」クリアファイルがもらえます。親子一緒に楽しむ参加者の姿も♪「震災で失われたものは多いけど、変わらない景色、これからの景色が、希望につながっていると思います」「これからも長く復興の景色を発信してください。ありがとうございます」との感想がありました。

 


■建設予定の図書館についてインタビュー!■

同時に会場内で、参加者に建設予定の図書館についてインタビュー!メンバーが企画し、2014326日に実施した「進め!高田っ子!まちづくりトーク☆第2弾」にて建設予定の図書館について話し合い、市長から「要望書を提出してほしい」との声があったことを受け、まずは地域の方々の声を知ろうと実施!「遊べる図書館がほしい」「イベントを中心としたものにしてほしい」など、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで様々な方の意見を聞き取りました。

 


■ブースではイベント参加者と話し合い■

子どもまちづくりクラブメンバーが復興に向けたこれまでの活動や地域の状況を発表し、東北内外の参加者のみなさんと東北の復興に向けて話し合った「第5回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にそだつまち〜」。サミットで話し合ったことを地域の人とも話したい!と思ったメンバーが、気軽に話し合いのできるブースを設置。絆クラブの活動や高田のことを広める方法について参加者と話し合うと、「風化という言葉が出ているけど高田はまだできるということを周りの人に伝えたい」「(陸前高田市外から)今をつくるような活動をしてくれている人たちがまだいるので、私たちも内側(陸前高田市内)から発信していきたい」などといった声がメンバーからあがり、今後の活動のヒントも見えました。


■ドキドキのステージ発表■

会場内でのワードラリーやインタビュー、ブースでの話し合いをすると同時に、さらにステージでも活動発表!地域の方にも今までの活動を伝えるために、「まちフォト☆」や「進め!高田っ子!まちづくりトーク☆第2弾」の活動をステージで再現しました。巨大サイコロを使っての質問コーナーでは、メンバーが考えた「今このまちに必要なこと」という質問に、会場の方に答えてもらう場面も。「子どもたちだけで自分の意志で気軽に集まれる場所があればいい」「身体を動かす場所が必要」との答えに、うなずくメンバー。発表の最後には活動内容をまとめた子どもまちづくり新聞を号外配布し、たくさんの方の手に渡りました。

 


〜メンバーの声〜

「子どもが遊ぶ場所をもっとふやしたい」という意見があったのでそのことをもっと伝えたい!!!!(中1・女子)

・高田を思ってくれてる人がいっぱいいた!(2・女子)

・インタビューの時、たくさんの地域の人が話してくれて、自分たちと同じ考えの人がいて、うれしかった!(2・女子)



たくさんの方々のご協力により無事に終わった第8回活動報告会。絆クラブは、集まった意見を今後の活動に活かし、高田の復興に向けてこれからも活動していきます。引き続き応援・ご協力よろしくお願いいたします。


(報告:遠野事務所 木下秋葉)



 

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