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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2012.05.24)

10年後の自分、まち、東北〜未来新聞〜Vol.3 (2012.05.24)

 

子ども参加によるまちづくり“Speaking Out From Tohoku〜子どもの参加でより良いまちに!〜”の一環として、2012年5月5日に東京で実施した「第2回東北子どもまちづくりサミット〜みんなが愛せるまち〜」の報告につづき、今回はサミット翌日5月6日、お台場での子どもまちづくりメンバーによる未来新聞配布の様子をお伝えします。


■東北の子どもたちの声をお台場へ■
「Hear Our Voice5〜未来新聞プロジェクト〜」では、子どもまちづくりクラブのメンバーが考えてきた“夢のまちプラン”が実現化した10年後に自分たちやまち、東北はどうなっているかを思い描いて、3月に未来新聞を制作しました。4月1日には、子どもまちづくりクラブを実施している岩手・宮城県を含む全国14ヶ所で、子どもたちや大学生等約130名が多くの方々に未来新聞を配布しています。


今回、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の子どもまちづくりクラブメンバーがサミットに参加する過程で、東京の人にもぜひ子どもまちづくりクラブメンバーから直接未来新聞を手渡しできたらと、山田町のメンバーが他の地域のメンバーを代表してサミット翌日にお台場で配布することになりました。山田町のメンバーは「東京だと受け取ってくれるかな。」「お台場で配っていたら有名人にも配れるかな。」と、期待と不安が入り混じった様子で当日を楽しみにしていました。


■配布に向けてエンジン全開■
配布当日、お台場の朝は風が強いながらも快晴!メンバーはサミットの疲れがありつつも、お台場に着くと所定の配布ポイント二手に分かれ、ローテーションを組んで配布を行ないました。当初は東京という慣れない土地もあってか、なかなか声も出ず、配布しても受け取ってもらえず、「心が折れそう」との声も・・・。それでも徐々に呼びかけや配布にも慣れてきて、「未来新聞で〜す!」「東北の子どもたちが10年後について考えた新聞で〜す!」と大きな声で、歩いている人々に積極的に配布していき、ました。しまいには「あそこにバスが着いたから人が降りてくるぞ」「あっちから集団が歩いてくるから行こう」「持ってる新聞配り終わっちゃったから、ちょうだい」と、人がいるところ目がけてあっちにこっちに大忙し。エンジンがかかったメンバーは次々に配布していきました。


 
未来新聞を配布しようと通行人をみつけてダッシュ!

 
配布するだけでなく、自分のことばで未来新聞を紹介


受け取った人からも「2022年って書いてあってびっくりしました。おもしろいね♪」「プロ並みの文章ですね。」「がんばってください。」「今日のみやげ話にします。」とメンバーの背中を後押しする言葉をもらいました。


 
みんなでそろって記念写真。30分という短時間で271部配布


調子も乗り、エンジン全開になったところで、出発の時間となったため、「300部まで配りたい!」とまだまだ配り足りない様子ではありましたが、「最初は受け取ってくれない人が多くて心が折れそうだったけど、受け取ってくれる人も多くいてよかった山田町、東京と配ったから、今度は大阪でも配りたい」といった声があがっていました。


■石巻、陸前高田、山田で活動報告会実施■
今回紹介した「Hear Our Voice5〜未来新聞プロジェクト〜 」も含め、5月5日の東京でのサミットを踏まえて、今週末から岩手県陸前高田市、宮城県石巻市、岩手県山田町の各地域で「第3回子どもまちづくりクラブ報告会」を実施します。ぜひ、子どもたちの意見や思いを直接聞きに、ご参加ください。

各地域の詳細はこちら


(遠野事務所・山田心健)


 

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