日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2014.11.04)
子どもまちづくりクラブVol.55〜岩手県山田町〜(2014.11.04)
山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)は、2014年9月から復興拠点エリア内に建設予定の(仮称)子ども交流センターの企画・デザインを開始しました。2011年の“夢のまちプラン”の作成、2012年の復興に関する地域住民や行政への聞き取り、2013年の町が進める復興整備事業への提案と、これまでの活動がつながって実現することになったこの企画。今回は施設のアイデアだしと地域住民への聞き取りの様子をお届けします♪
■いよいよ建設に向けて活動がスタート!■
“小中高生世代をはじめとする子ども居場所”と“図書館機能”を持ち合わせた(仮称)山田町子ども交流センター。その企画・デザイン完成に向けて、2014年10月4日の活動からは、専門家の視点からアドバイスをもらうために設計会社の方々も参加!まずは、子どもたちの“居場所”のイメージを共有し、さらに現在山田町にある図書館に関しても意見を出し合いました。
〜メンバーの声〜
・図書館のことが面白かった(小5・男子)
・今日は考えて、学んだ。アイデアを出すのが楽しいし、けっこう学んだ(中3・男子)
・自分の考えているこういう場所が欲しい!という気持ちを話せたので良かったです(高2・女子)
■地域で聞き取り調査を実施!■
10月11〜12日はやまだ図書館まつりに参加して図書館利用者に、13日は社会福祉協議会の実施する親子カフェ・ヨガ教室に参加し、乳幼児の子どもをもつ保護者に聞き取りを実施。地域のおとなは建設予定の施設にどんなことを望んでいるのか。会話の中から引き出していくことにはじめは苦戦していたKYTメンバーですが、メモを取りながら、一生懸命地域のおとなの方々の意見に耳を傾けていました。
〜メンバーの声〜
・楽しかった!インタビューとかは好きだから楽しかった(小6・女子)
・アンケートなどをするとき緊張したけれど、楽しかった。公園で遊んだ時イメージ通りに聞けた(小6・女子)
・今日はいろんな人に聞けたのですごいためになりました(中3・男子)
2011年7月から復興に向けて活動してきたKYTメンバーの念願の思いがついに実現する施設建設!今後も、KYTメンバーは行政と連携し、地域の子どもやおとなの声を聴きながら、基本構想案をまとめていきます。次回の活動もぜひ楽しみに♪
(報告:遠野事務所 石田有香)