日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2014.03.04)
子どもまちづくりクラブVol.44〜岩手県山田町〜(2014.03.04)
“愛があふれる町〜未来・伝統〜” を目指して2011年7月から活動している山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)。2013年10月から地域のより多くの子どもやおとなと一緒に“山田の魅力”を再発見し、その魅力を山田町町内外に発信していくため山田町カルタ作成に取り組んでいます。今回はその完成に向けて、いよいよ佳境に入った1〜2月の活動の様子をお届けします♪
■山田町カルタ読み札の決定!■
昨年10月、山田町カルタの題材を町内の小中高校から集め、それを元に地域の子どもやおとなから読み札となる句を募集したところ、225句の候補が集まりました!昨年12月の山田町子どもまちづくりクラブ報告会で地域の方々と絞り込みましたが、今回はさらに学校や地域の方々の投票をふまえて、70句の読み札に絞り込みました。
■“山田の魅力”を紹介するための解説文づくり■
70句に決定した読み札。それらを床にずらりと並べ、町外の人にも“山田の魅力”が伝わるように、各読み札に補足した方が良い情報のアイデア出しを行いました。タブレットを使って詳しい情報を調べながら、自分たちにとってはなじみのあるお店の名前、地名も、誰でもわかるように一つひとつ解説を加えていきます。
読み札の中には「こええ=つかれた」や「かきくぅけぇこぉ=カキ食ってけ」などの山田弁も!方言の意味やどんな時に使うのかといった情報も解説文に入れることになりました。
■絵札作成のために、協力先を検討■
次は絵札の作成です。地域の方々と一緒に山田町カルタを作成したいという思いを当初から抱いていたKYTメンバー。そこで、読み札に続いて絵札も地域の方々に協力をお願いすることに!決定した70句の読み札に合わせて、絵札作成の協力をお願いができそうな団体をリストアップし、どの協力先にどの絵札を描いてもらうのかを話し合いました。絵札は水彩画・ペン画・写真のコラージュなど方法は何でもOK!どんな個性豊かな絵札が集まるのか、今から楽しみです♪
■山田町カルタ完成に向け、デザイン決め■
いよいよ完成間近の山田町カルタ!その完成に向けて、様々なカルタを参考にして、色やレイアウトなどデザインについて話し合いました。読み札は、KYTメンバーが考え、山田町公認キャラクターにもなった“まつしい”が手を広げて紹介しているようなデザインにしたい、とKYTメンバー!子どもからおとなまで幅広い年代の方々に楽しんでもらえるように、読み札や解説文にはすべてふりがなをふり、小さい子にも危なくないようカルタの角は丸くすることに決定しました!
・楽しく活動ができた!(小5・女子)
・70枚に絞るのが大変だったけど、真剣に選ぶことができた。70枚の絵札もどこに頼むのか決めた。自分たちでやることもあるから頑張りたい!(中2・女子)
・笑顔が多かった活動日!カルタ完成に一歩前進!絵札作成のお願いもあるので自信を持ってやっていきたいと思います!(中2・女子)
どんなカルタになるのか、完成が楽しみな山田町カルタ。KYTメンバーは、引き続きその完成に向け、そしてより多くの方々に山田町カルタを使ってもらえるよう、これからも活動を進めていきます。絵札が作成できた際には山田町カルタ大会の開催も予定していますので、乞うご期待!今後も応援、ご協力をよろしくお願いします♪
(報告:遠野事務所 石田有香)