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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2013.06.11)

第6回子どもまちづくりクラブ報告会@石巻:子どもセンター着工を前に地域と意見交換(2013.06.11)

 

2011年7月に描いた夢のまちプランを実現しようと、子どもセンター建設に向けて活動してきた石巻市子どもまちづくりクラブ「THEローリング・ストーンズ〜俺等はそれをROCKと呼ぶんだぜ〜」。子どもセンターの着工を目前に、2013年5月26日に第6回子どもまちづくりクラブ報告会を実施しました。子どもセンター内外装案の発表および地域の方々との意見交換の様子をお届けします♪


■子どもセンター建設に向けたこれまでの活動を発表■
前半は、2013年2月23日に実施した子どもセンターの建つ立町商店街のまち歩きから得た地域の復興の状況や、子どもセンターのコンセプト、2013年3月10日と3月23日に実施した地域の子どもや大人に聞き取りをした子どもセンターの使い方のアイデアを発表!




“石巻の活性化のために中高生が中心となってつくり、運営していく施設。みんなが過ごしやすく、子どもの思いを世間の人たちに伝えられる場所”。このコンセプトは、これまでの活動でメンバーが考えに考えてきたものです。竣工後、子どもセンターは石巻市に寄贈され、市が運営・管理していきますが、竣工後も子どもセンターの運営に子どもたち自身が参加したいというみんなの思いがたくさん詰まっています!


 

さらに、地域の子どもやおとなからの聞き取りをもとに考えた子どもセンターの内外装案も発表♪CGを使いながら、子どもセンターの各部屋の色や素材の特徴とともに紹介しました。



■子どもも、行政も、保護者も、地域住民も一緒に意見交換■
今回の意見交換のテーマは「地域と連携した子どもセンターの使い方」です。第4回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらがうけつぐ夢のまち〜に参加した方々から「近くの商店街との連携についてどう考えているのか?」、「地域の人と一緒に何かイベントをしていますか?」といった質問がありました。これらをヒントに、「地域の方々と連携しながら、夢ではなく実際にどんなことが子どもセンターでできるのかを話し合いたい」と、メンバーが今回の意見交換のテーマを決めました。




商店街にある料理屋さんに料理を教えてもらう料理教室を開く”、“子どもセンターの畑から取れた野菜だけじゃなく商店街にあるお肉屋さんの商品も使う”、“商店街の服飾店と協力して、ファッションショーを開催する”、“子どもたちが地域のお年寄りにスマートフォンやパソコンの使い方を教える”、と次々とでてくるアイデア。年齢や立場も超え、子どももおとなも一緒に、竣工後の子どもセンターでの活動について話し合う場となりました。

〜参加した地域の方々の声〜
・人との関わりの中で子どもたちも成長し、復興につながっていくと思いました。数年後再生した石巻の主役になる子どもたちですので・・・応援しています。(行政関係者・40代)
・子ども/大人で区切るのではなく、今日のように両者一体となった話し合いの場はとても意味があると思います。(NPO関係者・20代)
・子どもの意見を聞くことも出来たし、主婦の意見も話すことが出来たので、有意義な時間だったと思います。(保護者・40代)


参加した子どもの声〜
・今日の報告会で市役所の方も来てくれて、子どもセンターのことを真剣に考えてくれた。(小6・女子)
・自分たちが思いつかない意見を大人は持っている分、大人だけでは思いつかないことがあると思ったから子どもの意見をもっと大人や社会に伝えたい。(中3・男子)
・話し合いを通して復興につながる部分が見えてくるし、子どもの意見が復興の計画案になったらうれしい!(高2・女子)



2013年6月17日には子どもセンターの建設工事が着工します。今後もどんどん地域の方々と連携しながら、石巻市子どもまちづくりメンバーは、石巻市の復興のために全力ロックで地域を盛り上げていきます♪
次回は岩手県陸前高田市の第6回子どもまちづくりクラブ報告会の様子をお届けします。
ぜひご覧ください★


(報告:仙台事務所 菅原絵美)


 

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