先月、約15,000人の子どもたちを対象にした「Hear Our Voice 7 〜子ども参加に関する意識調査2012〜」の速報結果をご報告しました。今回は、本調査を通じて集まった子どもたち、そして大人の声をレポートとしてまとめたので、ぜひご覧ください！

→ 「Hear Our Voice 7 〜子ども参加に関する意識調査2012〜」（詳細レポート）
（子どもの声：P25〜 大人の声：P190〜）

■約8,000人の子どもたち＆約4,000人の大人がSpeak Out! ■

「Hear Our Voice 7 〜子ども参加に関する意識調査2012〜」の調査には、約15,000人の子どもたちが参加しました。調査の中で「自分のまちの復興について、あなたが大人に伝えたいことを自由に書いてください」という質問を設けたところ、約7,948人の子どもたちの声が届きました。内容については特に、自分のまちの現在・未来の姿、被災地への支援に関する感謝、自分たちを含む被災地への励まし、施設やインフラ整備、復興に子どもも参加したいといった記載が多く見られました。

また、今回子どもの調査と並行して行われた大人の調査は、回収率の低さから結果に偏りがあることが否めず、速報結果報告の際には参考事例として紹介するにとどめましたが、復興に子どもが参加することに対する大人の意見はこれまであまりなかったので、今回この詳細レポートで子どもたちの声とあわせてご報告することにしました。大人へは、「あなたは、地域の子どもが復興にむけたまちづくりに参加することをどう思いますか？そう思う理由をご自由にお書きください。」という質問に答えてくださった、3,697人の声を掲載しています。
今回の詳細レポートでは、子ども・大人それぞれの自由回答を全て掲載しています。復興に対する子どもたちの率直な声を、そして子どもが復興に参加することに対する大人の声を、ぜひご一読ください。

■子どもたちにも分かりやすい結果報告も作成！■
また今回、当事者である子どもたちにも調査結果を分かりやすく伝えようと、速報結果のチャイルド・フレンドリー版も作成しました。小学生にも分かりやすい内容になっておりますので、ぜひ子どもたちと一緒にご覧いただければと思います。
→ 「Hear Our Voice 7 〜子ども参加に関する意識調査2012〜」（速報・チャイルドフレンドリー版）


改めまして、今回の調査にご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
セーブ・ザ・チルドレンは、引き続き子どもたちの声を広く社会に届けるために活動を続けていきますので、ぜひこれからも子どもたちの声に耳を傾けてください。

（報告：東京事務所・長谷川有美子）