日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2013.07.13)
子どもまちづくりクラブVol24〜宮城県石巻市〜(2013.07.13)
石巻市子どもまちづくりクラブ「THEローリング・ストーンズ〜俺等はそれをROCKと呼ぶんだぜ〜」では2011年に作成した夢のまちプランを実現しようと、石巻市立町商店街に子どもセンターの建設を企画しています。先日の子どもセンター起工式を終え、現在は子どもセンター建設予定地の立町商店街を活性化しようと活動中です。今回は商店街の方から商店街の状況や課題を聞き、子どもたちがどんなことをできるのか話し合った様子をお届けします。
■石巻市立町大通り商店街の方から課題を共有■
子どもセンターの 利用で少しでも地域経済がうるおい、石巻の復興に貢献したいと思うメンバー。その思いを実現するために、2013年2月の立町商店街のまち歩き に続き、今回は商店街の方々と意見交換をしました。
当日お話をしてくださったのは、商店街のスポーツ用品店「ウメシンスポーツ」の梅さんと商店街のお肉屋さん「佐藤ミート」の佐藤さん。世の中のライフスタイルが変わってきていて、歩いてお買い物をしないで、車で移動したり、ネットでお買い物をする人が増えたりしている。商店街としての意義を問われることが多い。商店街の人と人が会話をして買い物をしていくコミュニティーが強み」と商店街の課題やいいところを教えてくれました。
お二人の話を聞くと、メンバーからは「お店のPRはどうしているのですか?」、「子どもセンターと商店街の連携を考えているのですが、商店街同士で連携したイベントは過去にありますか?」、「商店街にお店を増やすと人が来ると思うのですが、お店を増やすのは難しいことなのですか?」とたくさん質問が出てきました!
さらに、阪神淡路大震災からの復興を学ぶために7月末に神戸で実施する子どもまちづくりリーダーツアーに参加するメンバーからは、「梅さんと佐藤さんが神戸に行ったら調べたいことはありますか?」との質問が。それに対して、「神戸の長田地区という場所に大きなビルを建ててきれいな商店街をつくったが、できるのが遅かった。できたのが遅いから、お客さんが他の場所へ行ってしまったというのを聞いたことがある。そういったところにも行って、話を聞いてほしい」とお二人はメンバーにエールを送ってくださいました!
■立町商店街の活性化に向けて、できることのアイデアだし■
お二人との意見交換を終えた後は、立町商店街を活性化するために、自分たちにできることはないかとアイデア出しです。
「今ある商店街の地図はわかりづらい!もっと商店街の中身を知って、商店街に行きたくなるような地図をつくりたい!」
「商店街で売っている食材を使用して子どもセンター“石巻プレート”をつくろう!」
「商店街の人たちの話し合いに子どもも参加したい!」 子どもセンターと商店街の連携もふまえた色んなアイデアが出てきました。
〜参加したメンバーの声〜
・商店街の人の生の声をきけてよかった。商店街の現状をきけた。(小6・女子)
・センターができる事前に自分ができることなど考えたことが楽しかった。
地域の人の声、お金の関係など知れてよかった。(中1・男子)
・神戸で学び、学んだものを石巻に持ち帰って今後に活かせるようにがんばろう:-)
(高3男子)
7月27日〜30日に実施する子どもまちづくりリーダーツアーまであと2週間!各地域のメンバーは、神戸の経験から何を学び、持って帰ってこれるのでしょうか。来週は山田町子どまちづくりクラブの子どもまちづくりリーダーツアーに向けた活動の様子をお届けします♪
(報告:仙台事務所・菅原絵美)