日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2013.12.20)
第7回子どもまちづくりクラブ報告会@山田:山田町カルタの読み札づくり(2013.12.20)
2013年12月15日に、山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)では、2011年7月の結成から、7回目となる活動報告会を実施しました。“山田の魅力”をテーマにつくっている山田町カルタ。今回は地域の方々から集まった句を元に、読み札を参加者と一緒に決めていきました。ぜひ動画とともに当日の様子をご覧ください。
これまでの活動はこちらへ ⇒ You Tube「matsushii KYT チャンネル」
■“山田の魅力”をテーマにした70の題材■
地域のより多くの子ども、おとなが作成に関わることで“山田の魅力”を再発見するとともに、そうした魅力を山田町内外に発信していくことを目指し、2013年10月からKYTメンバーが取り組んでいる山田町カルタ。“山田の魅力”に関する題材を町内の小中高校から集めた後、それを元に地域の子どもやおとなから読み札となる句を募集したところ、225句の候補が集まりました!
地域から 集めてまわった カルタの句
“山田の魅力”を十分に発信するため、一般的なカルタとは違い、50音ではなく、「カキ小屋」や「鯨と海の科学館」、「伝統芸能」、「鈴木善幸」などの題材の数に合わせて読み札を作成することに決定。あらためてメンバー同士で話し合い、魅力を凝縮した70の題材に合わせて読み札を決めることにしました。
題材を しぼるだけでも 一苦労
■第7回報告会にて読み札決定■
読み札には70の題材が必要ですが、句が集まっていない題材があったり、1つの題材に複数の句があるなど、読み札を決定するために必要な作業がまだ残っています。そこで、今回の報告会では、メンバーが山田町カルタ作成の経緯を参加者に伝えるとともに、必要な題材の句を考え、1つの題材に対して複数の句があるものをしぼりこみ、読み札を決定していく作業を2つのグループに分かれて、参加者とともに行いました。
伝えます カルタに込めた この思い
必要な題材の句を作成するグループには、佐藤町長も加わり、KYTメンバーと参加者それぞれがアイデアを出した後、それらを組み合わせて新たな句をつくりあげていきました。
新たな句 みんなで考え 楽しいな
もう一つのグループでは、1つの題材に対して複数の句があるものを1つ1つ見ていき、どれがより“山田の魅力”にふさわしいか話し合いながら句を決定。時には参加者がアレンジを加えながら、より良い句を考えていきました。
地域から 集まりし句を見て しぼりこみ
〜参加したメンバーの声〜
・かるたのことを話せた(小5・女子)
・今日はおとなと子どもでいろいろ意見が出たのでよかったです(中2・男子)
・色んな人と協力して、話し合えたりしてうれしかった。自分なりに活動報告もできたのでこれからもそんな風に話せていけたらと思う(中2・女子)
・おとなもだけど、地域の子どもとも話したいので、報告会にもっと、子どもが参加してほしいと思った(高1・女子)
〜参加者の声〜
・はじめて参加させてもらった。子どもたちが自主的に進行させ、言葉づかいもおとな顔まけの上手な表現力で、びっくりしました(70代・行政)
・以前に見た時よりも、話し方や進め方等成長したなぁと思いました(40代・NPO)
・普段、このように子どもといっしょに作業することはないので、良い経験であった(50代・地域関係者)
KYTでは、引き続き読み札を決め、絵札をつくり、2014年春には山田町カルタを完成する予定です。“山田の魅力”を山田町内外に発信し、多くの方に使ってもらえるよう、これからも活動を進めていきます!
(報告:遠野事務所 山田心健)