日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2014.04.07)
「わたしたちが生きるまちをもっともっとキラキラさせたい」東北の子どもたちのポスター掲示(2014.04.07)
東日本大震災から3年。かけがえのない今を生きる東北の子どもたち。“Speaking Out From Tohoku〜子どもの参加でより良いまちに〜”の一環として、震災直後から復興に向けまちづくりに取り組んできた子どもたちがいます。今回は、その子どもたちの声と姿をより多くの方たちに伝えるべく取り組んだ都営地下鉄全線へのポスター掲示について報告します!震災から3年たった今だからこそ、あなたに届けたいメッセージです。
■都営地下鉄全1,230車両、主要10駅で、子どもたちの声と姿を発信!■
本ポスター掲示は、東京都の復興支援事業の一環である都営地下鉄の広告枠での地域振興PRポスターの無償掲出を活用して実施!都営地下鉄の全車両に中吊りポスター(B3×2枚)が各2枚、計2,460枚が、そして都営地下鉄主要10駅(新橋、東銀座、日本橋、日比谷、巣鴨、九段下、市ヶ谷、汐留、六本木、新宿)ではホームやコンコースに駅貼りポスター(B0)が計10枚、4月7日より掲示(※)されます!
※掲示期間
・都営大江戸線以外の都営地下鉄(新宿線、浅草線、三田線) 4月7日(月)から20日(日)
・都営大江戸線 4月14日(月)から20日(日)
・駅貼りポスター 4月10日(木)から23日(水)
■子どもまちづくりクラブメンバーとの協働によるポスター制作■
子どもまちづくりクラブメンバーも本ポスターの制作に参加!
小雪舞う山田漁港を背景に、笑顔で、何か伝えようとしている姿は山田町子どもまちづくりクラブメンバー。寒空の中、より多くの方々に子どもたちが復興に向けたまちづくりに取り組んでいることを伝えようと、写真に思いを込めました。
そして、ポスター内の作文は今年高校を卒業した陸前高田市子どもまちづくりクラブメンバーが執筆。約2年半の自分たち、子どもたちの活動とそこに込めた思いを伝えようと綴ったものです。
〜作文全文〜
あなたは知っていますか?あなたのまちのステキなところ。
わたしたちは知っています。わたしたちのまちがこんなにキラキラしていることを。
あの日、めちゃくちゃに傷ついてしまったまちだけど、わたしたちにとってはかけがえのない、大好きな大好きなふるさと。
だからこそ、わたしたち子どもがまちのためにできることを考え、行動してきました。
まちの活性化のイメージキャラクターや復興のシンボルとしてつくったモニュメント、子どもたちの想いがぎゅっとつまった子どもたちによる施設。
「子どもには何もできない」なんてウソ。
わたしたち一人ひとりが、よりよく生きていけるまちの姿を思い浮かべ、少しずつでも実現していこうとしています。
もっと子どもの声をきいてほしい。活躍できる機会が増えていってほしい。わたしたちが生きるまちをもっともっとキラキラさせたい。
そんな想いを抱きながら、わたしたちは声を、想いを、あなたに伝え続けます。
■東北の子どもたちを応援しよう、あなたのまちでポスター掲示!■
本ポスターには、「震災直後からまちをつくってきた子どもたちがいる」「さあ、おとなはどうしますか?」というセーブ・ザ・チルドレンのメッセージも記しています。子どもたちが地域の復興に向け声をあげ、参加していくためには、子どもを支えるおとな、社会の協力や応援が必要です。
東日本大震災の風化が懸念される中、東北の子どもたちを応援するために、あなたのまちでもこのポスターを掲示しませんか?たくさんのご応募お待ちしています!
?東北の子どもたちのポスター掲示応募?
【対象】全国の方どなたでも
※掲示後、掲示した様子を写真に収めるなど報告書提出にご協力いただける方
※政治、宗教、営利等の目的でない方
【内容】ポスター(B3×2枚)を掲示
※B0ポスターの応募は締め切りました
【費用】郵送料実費
【申込み先】soft@savechildren.or.jp ※「@」は小文字「@」に変更ください。
件名「東北の子どもたちのポスター掲示応募」とし、1〜6をメールにてお送りください。
1.氏名(団体名) 2.掲示予定場所 3.掲示予定期間 4.掲示目的 5.連絡先(メール、電話番号、発送先住所) 6.ポスターの希望サイズ、枚数
【申込締切】ポスターが無くなり次第終了
■子どもたちも地域の一員!より多くの子どもたちが“Speak Out”できる機会を■
今年2014年は、国連子どもの権利条約が採択されてから25年、日本政府が批准してから20年の節目の年です。そのような節目の時に、改めて子どもたちが地域の復興に向けたまちづくりに主体的に取り組むこと、その姿や声をみなさんに知っていただければと願っています。
セーブ・ザ・チルドレンでは、今後も東北の子どもたちが地域の復興に向け“Speak Out”、声を上げ、参加できるよう、さまざまな機会をつくっていきます。みなさんも引き続き応援・ご協力の程よろしくお願い致します。また、子どもたちの思いや意見を直接聞いてみたい方はぜひ、「第5回東北子どもまちづくりサミット?ぼくらと一緒にそだつまち?」にご参加ください♪
(報告:東京事務所 田代光恵)