日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2014.08.29)
子どもまちづくりクラブVol.52〜岩手県山田町〜(2014.08.29)
山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)が2013年10月から作成を始め、2014年6月に完成した山田町カルタ。今回は、2014年8月23日山田町カルタ大会を町内で開催し、“山田の魅力”を発信した様子をお届けします。
■学童の子どもたちから老人クラブのおとなまで51名が参加!■
■地域の方々とつくったカルタで遊びながら“山田の魅力”を再確認!■
その後は各グループに分かれ、自己紹介をしたら、いよいよカルタ大会開始!読み手が札を読み始めると参加者の顔は真剣そのもの。ですが、札を取り終わると参加者同士で絵札を見ながら、互いに知っていることを話し合い、参加者の顔に笑顔がはじけます。「句の中に登場するかぼちゃドーナツは道の駅やまだの名物!限定でゴマドーナツが売っている時もあるんですよ!」「今年の山田祭りでは震災後初めて神輿が海に入るから楽しみ!お父さんが神輿を担ぐんです!」など声があがり、年齢は違えどカルタを通じて話が弾み、世代間交流が進む機会にもなりました♪
山田町カルタの特徴は、通常のかるたと違い70枚あり、句の頭文字が同じものが複数あること。山田町ということから、たとえば“や”の札は、「山田の海 朝日とともに 光り出す」「山田せんべい どっちが好み 生と焼き」「山田線 なつかしい音が よみがえる」等と9枚も。札を取った後は「よっしぁー!」「お手つき一回休みだー!」などの歓声が飛び交って大盛り上がり!年齢や立場関係なく皆で楽しめる山田町カルタは大好評でした♪
〜参加者の声〜
・こんどこそカルタ大会でカルタをいっぱいとるぞ!(小1・女子)
・カルタを読みおわったあと、ちゃんと(解説を)教えてくれたから、いっぱい(山田の魅力を)知れた(小3・女子)
・子どもからお年寄りまで楽しく遊べるカルタは最高でした。これからも活動を楽しみにしています。(40代、企業)
・小学1年生から高齢者まで愉快に過ごすことが出来ました。普段子どもたちと接する機会がすくないため、もっと子どもたちの意見を聞いてみたいと思いました(70代、地域関係者)
〜メンバーの声〜
・町民の人たちとやると笑顔があふれていて楽しいんだなぁと思った(小6・女子)
・たくさんの人に“山田の魅力”を知ってもらうことができた。地域で集まってやると楽しいし、一丸となったと思う(中3・男子)
・これからも地域の方々と交流したいと思ったし、場の雰囲気づくりもできるようになりたい(高2・女子)
・お年寄りの方が札に関して知っていることを教えてくれた。過去最大の参加人数でうれしかった!(高2・女子)
山田町カルタ完成後も町内外の協力先や各学校にカルタを配布したり、カルタ大会を実施したりして、地域の子どもとおとなをつないできたKYTメンバー。今後も地域内外のつながりを深め、“山田の魅力”を発信し、山田町を盛り上げるべくKYTメンバーは活動をしていきます。みなさま、ご協力・応援のほどよろしくお願いします!
(報告:遠野事務所 石田有香)
※山田町カルタは、“山田の魅力”を発信するために、山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)が2013年10月からつくり始めた郷土カルタです。地域の方々、および、サントリーホールディングス株式会社等の支援者の方々の協力のもと制作されました。