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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2014.05.09)

子ども82名、おとな122名が集合!!「第5回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にそだつまち〜」Vol.1(2014.05.09)

 

地域の復興に向け実施している子ども参加によるまちづくり事業“Speaking Out From Tohoku〜子どもの参加でより良いまちに!〜”。その活動の一環として、2014年5月5日こどもの日に仙台にて「第5回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にそだつまち〜」を実施し、全国の子どもと大人計204名が参加しました!2011年11月から定期的に実施している第1回第2回第3回第4回のサミットに引き続き、今回は岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の子どもまちづくりクラブメンバーと福島の子どもたちが、復興に向けたこれまでの活動や地域の状況を発表し、参加者のみなさんとより良いまちにするために話し合いました。


■岩手・宮城・福島県の子どもたちが復興に向けた思いや意見、取り組みをSpeak Out!■
サミット前半部は、岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市の子どもまちづくりクラブメンバーと福島の子どもたちによる発表でスタート!子どもまちづくりクラブのメンバーは、2011年6月の子どもまちづくりクラブ開始以来、約3年の間に地域の復興に向け、行政や地域との連携のもと取り組んできた活動や復興に向ける思いや意見を発表。また今年は、Hear Our Voiceの活動に参加してきた福島の子どもたちが、復興に向けた思いや意見を発表しました。発表は、参加者からも「東北の子どもたちが行なっている活動がよくわかって楽しかった!」「同年代の子たちが本気で東北のまちのことを考えてぶつけてきたことに感動しました。みんな自分のまちに誇りをもってるんだなぁ〜と」「こんなに具体的に行動、活動している子どもたちと、それに関わっていく大人たちの姿は東北だけでなく日本を動かしていけるなと思いました」といった感想が寄せられる工夫を凝らしたものとなりました。


【岩手県・陸前高田市子どもまちづくりクラブ】
震災を風化させないために、子どもの視点から「高田の『今』」を写真で発信した「進め!高田っ子!まちづくりフォト☆」や、子どもと政策決定者の意見交換「進め!高田っ子!まちづくりトーク☆第2弾」について紹介。メンバーが新聞記者になって、メンバーを取材するという活動を再現した発表となり、途中、大久保教育次長もゲスト出演しました!


 

【宮城県・石巻市子どもまちづくりクラブ】
石巻市子どもセンター完成までの道のりや、メンバーが作成した石巻市子どもセンター条例前文、石巻市子どもセンターの開館後の様子を、エアバンドのライブ形式や劇やスライドで紹介。また発表の最後には、全国の子どもたちからの公募により決定した子どもセンターの愛称「らいつ」が発表されました!


 

【岩手県・山田町子どもまちづくりクラブ】
2011年にメンバーが考え、山田町の公認キャラターに認定された「まつしい」と、“山田の魅力”を町内外に発信しようと、地域と連携しながらメンバーが作成した「山田町カルタ」を紹介。「まつしい」も登場し、「山田町カルタ」の紹介の際には、会場の参加者を交え、実際にステージ上で「山田町カルタ大会」が繰り広げられました♪


  

【福島県・Hear Our Voiceに参加した有志メンバー】
メンバーの考える復興の現状やイメージ、福島の子どもたちがおかれた状況を紹介。一人ひとりの経験にもとづいて、健康への不安、屋外での運動の制限、復興について子どもが意見を言う機会の欠如などを表現した劇では、“子どもの権利マン”も登場し、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」の視点からメッセージを発信しました!

 


■全国の子どもとおとなが一緒にSpeaking Out From Tohoku!!■
サミット後半部では、音楽に合わせジャンプしながら、参加者同士で握手をするゲームでスタート!その後、北は岩手県、南は沖縄県から参加した東北内外の子どもとおとなが一緒に、“東北の子どもたちの発表を受けて、身近な誰かに伝えたいこと”をテーマに、意見交換をしました。意見交換後には、東北の復興に向けたアクションにつなげられるように、参加者一人ひとりがメッセージボードを作成し、写真撮影「家族に 子どもは子どもの目線で、大人は大人の目線でそれぞれ考えた事を対等に伝え話し合うことによって新しい未来が生まれる と伝えたい」「全国の人たちへ  子供にもできること、子供にしかできないことがあることを伝えたい」「福島や東北のニュースはへって震災はおわったと思っていてもまだおわってないってことを伝えていきたい」といった東北の復興や復興に向けた子どもの参加に関する熱い声があがりました。


 


「インプット・アウトプットが兼ね合わせられ、子ども、大人が入り混じったワールドカフェ(〜部)は興味深かったです。いろんな人(背景がある)の話がきけ、学びにつながりました」「参加者も様々な取り組みに“参加”し、共に作り上げるサミットという感覚を持ちました」「東北はすごい!!大人と子どもが一緒になって地域をうごかしている、もっとつづけるべきだしもっともっとその輪を広げていくべきだと思う」といった感想が寄せられた第5回東北子どもまちづくりサミット。本サミットの実施にあたって、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

後日、参加者の声や動画とともにサミットの詳細を報告しますので、そちらもぜひご覧ください。お楽しみに♪



(報告:遠野事務所 平瀬 千登世)


 

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