日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2014.04.11)
子どもまちづくりクラブVol.47 〜岩手県山田町〜(2014.04.11)
2013年10月から“山田の魅力”を町内外に発信しようと、山田町カルタ作成に取り組む山田町子どもまちづくりクラブ「けっぱれ山田Toekomst」(通称・KYT)。題材の選定、句や絵札の作成も地域の子どもたちやおとなと一緒に行ってきました。今回は完成間近の山田町カルタを使い、2014年3月27日に開催した山田町カルタ大会の様子をお届けします♪
■メンバー集合!山田町カルタ大会に向けて準備!■
今日は待ちに待った山田町カルタ大会当日。メンバーはいつも以上に早く集まり、本番に向けて会場設営やリハーサルをして準備。それぞれの役割のもと、どのようにしたら内容や思いがより相手に伝わるかを話し合いながらリハーサルを進めていきます。例えば、ルール説明をした後、「ルールどうだった〜わかりやすかった?」とメンバー同士で随時確認し合い、進行の仕方を決定。原稿があればスラスラ読めて安心ですが、今回はなるべく原稿を見ず、参加者の顔を見ながら自分の言葉で伝えるということを意識しました。
■小学生も集合!山田町カルタ大会スタート!■
準備が整ったところで、いよいよ山田町カルタ大会♪参加者は、町内の学童に通う元気いっぱいの小学生。はじめに簡単なゲームを行い、メンバーと小学生の交流を深めた後、いよいよお待ちかねの山田町カルタを行いました。札を取る前は手を腰の後ろにまわしたり、お手つきをしたら一回休みなど、みんなで楽しく遊ぶためにメンバーが考えたルールを確認した後、2つのグループにわかれてスタート!
山田町カルタは、“山田の魅力”をテーマに作成しているため、一般的な50音のカルタとは違い、同じ音で始まる読み札がいくつかあります。絵札をじっくり見ていないと取り間違えてお手つきになってしまうのでなかなかスリリング!参加者の子どもたちは皆、耳を澄ましながら目を光らせ、体は前のめり・・・。会場には詠み手のメンバーの声が響き渡ります。参加者の子どもたちの表情は真剣そのものですが、1つの絵札を取った後は「よっしぁー!」や「くやしいー!そこにあったのか!」などの歓声が飛び交って大盛り上がり!
読み札の裏にはその句に関する解説が書かれているので、絵札をとった後には詠み手のメンバーが解説を紹介し、絵札と読み札を見ながら、みんなで“山田の魅力”を再確認しました。
山田町カルタ大会終了後には参加者から、「カルタの絵がすごかった」(小1・男子)、「山田町にこんなところがあるんだなぁと思った」(小2・男子)、「24枚もカルタを取れてよかったです。八木節の札がとれてよかった」(小4・女子)と声があがり、“山田町の魅力”を再発見するきっかけになったようです。
〜メンバーの声〜
・みんなでカルタで楽しくできた!(小6・男子)
・山田のみりょくを再発見してくれたりした子もいて一生懸命作ってよかったと思えた(中2・女子)
・今日は小さい子たちと一緒にカルタ大会ができてよかった。相手のよって対応をかえるという学んだことを生かせてよかった(高2・女子)
5月5日の「第5回東北子どもまちづくりサミット〜ぼくらと一緒にそだつまち〜」では町外の方にも山田町カルタを紹介し、5月25日の子どもまちづくりクラブ報告会では完成した山田町カルタをお披露目する予定なので、乞うご期待!これからもみなさんのご協力・応援、よろしくお願いいたします。
(報告:遠野事務所 石田有香)