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日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり
(公開日:2012.07.06)

世界防災閣僚会議で子どもたちが提言Vol.1 (2012.07.06)

 

2012年7月3日、「世界防災閣僚会議in東北」サイドイベント、またマルガレータ・ワルストローム国連事務総長特別代表との対談にて、子どもまちづくりクラブのメンバーが、世界に向けた提言を発表しました。今回は、準備段階でのメンバーの意気込みとともに、提言内容をお届けします。


■これまで以上にこだわった提言づくり■

これまで、各地域の首長や復興大臣に、復興計画に対する自分たちの考えを意見書として提出し、伝えてきた中で、「次は世界に伝えたい」という想いをもつようになったメンバーたち。本会議のサイドイベントで提言発表をしてみたいか相談したら、即答で「したい!」という声が多くのメンバーからあがりました。
6月9日(土)の活動 から計3回の活動をへて、提言を作成しました。それぞれの地域によって、経験も違うので、意見が割れる場面もありましたが、「世界に伝えるんだから、日本人以外も分かるように」と、これまで作成してきた意見書以上に細部の表現にまでこだわって提言作成を進めていきました 。




最終回の活動では、メンバーが意気込みを漢字一文字で表現しました。


「伝」かつ舌が悪いので、ハキハキと発表して、しっかりとみんなに伝えたい!
「改」この発表で世界を変えたい!!The ☆ 改革!!やるぞおおおおおおおお!!!!!
「心」みんなの心が1つになるように。1つの方向に向かって心を合わせる。
「志」志すという漢字は、自分の意志で動いている感じがして、この字にした。
「成」成功・大成。成し遂げたい。
「絆」みんながつながって、協力していく。
「月」日進月歩の勢いで、復興していきたい。
「伝」被災地の子ども代表として気持ちを伝えられるように
「願」願ったことが伝えられるように
「根」根みたいに長く強く、これからも、伝えていきたい


■サイドイベントで各国政府関係者に提言発表■
サイドイベントでは各国政府関係者含む計29名に、提言書を発表しました。


提言書はこちら


発表中、英語やロシア語なども飛び交う中で、メンバーはいつもより緊張していましたが、各国政府関係者からは「子どもには英知がある。今後も皆さんが活動的でありつづけてほしい。世界の他の地域の子どもたちが、皆さんの意見を聞きたいと思っている、と思います。」「皆さんから聞いたことを、キルギスに帰ってからキルギスの人々、そしてキルギスの子どもたちに伝えます。私の国でも同じことができたらいいと思う。」というコメントをいただきました。



■マルガレータ・ワルストロム国際連合事務総長特別代表へも提言発表■

サイドイベント終了後は、国連事務総長特別代表のマルガレータ・ワルストロム氏にも、提言を発表しました。4月1日に配布した未来新聞 に「国連に七色の意見書提出 」というタイトルの記事を書いた石巻メンバーは、「こんなに早く叶うなんて!」と、喜びを表していました。


 


メンバーからの提言発表後、特別代表からは、「みなさんの提言書はとても実用的で、具体的で素晴らしい」「これは提案だが、提言書を私たちのウェブサイトに掲載し、世界中の子どもたちから意見を募集することもできる。」といったコメントをいただきました。

次回、続編として、当日の様子を動画、メンバーや参加者の声とともにご報告いたします。お楽しみに!

(報告:仙台事務所・中村悠)


 

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