日本/東日本大震災/子どもにやさしい地域づくり(公開日:2012.06.18)
参加者募集!世界防災閣僚会議で子どもたちが提言 (2012.06.15)
2012年7月3〜4日に仙台にて、世界中から各国政府代表を含める約700名が参加し、災害に強い社会の構築に向けて、防災に関して議論する「世界防災閣僚会議in東北」が開催されます。本会議のサイドイベントで、日頃から地域の復興やまちづくりに向けてより良いまちをつくろうと活動している子どもまちづくりクラブのメンバーが、世界に向けた提言を発表します。
■市町・県・国への意見書提出をへて、世界に向けた提言作成■
2011年10月から、メンバーは3市町、岩手・宮城県の復興計画を読み、考えた意見を、12月に岩手県山田町、陸前高田市、宮城県石巻市、岩手・宮城県に、2012年2月には復興庁に意見書として提出し、伝えました。「自分たちががんばって形にしたものを受け取ってもらえた!」「次は世界!」と口々に言っていたメンバー。今回はこれまで考えた意見をもとに、世界への提言作成です。そこで早速、6月9日、3地域のメンバーがWEB会議システムを活用して集まり、世界に伝えたいことを考えました。
まずは、久々の3地域合同WEB会議なので、みんなで質問ゲーム“5 finger”をして緊張をほぐしました。「子どもまちづくりクラブを通して自分が変わったと思う人」という質問に、「俺めっちゃ変わったよ♪」と誇らしげに言うメンバーも。
つづいて、各地域の最近の活動、地域報告会について互いに紹介。「大人の意見はすごいと思った。だから自分たちはそれよりもすごい意見を言おうと思った!」という声があるメンバーからあがると、全地域のメンバーが力強くうなずいていました。
そして、いよいよ本題。まずは、各地域で「世界に伝えたいこと」を話し合いました。どの地域のメンバーも、各自でポストイットに次々と意見を書きだし、それを別のメンバーがとなりでわかりやすく分類するなど、見事な連携でアイディアをだしていきます。「今回みたいなことはもう2度と起きてほしくない、災害対策をちゃんとしてほしい。」と、真剣です。
最後に、互いの地域から出た意見を聞き、質問しあい、世界に伝えたい提言内容を決めました。
■参加者募集!世界防災閣僚会議 in 東北サイドイベント■
メンバーは、今から「(今回の震災を)経験した子どもにしか分からないことってあると思う、それを伝えたい!」「世界の人が、子どもの考えていることについてどう思うか聞いてみたい!」と、とても楽しみにしています。ぜひ、子どもたちの提言を聞いてください。みなさまのご参加お待ちしています!
【日 時】 2012年7月3日(火) 11時〜12時
【会 場】 仙台国際センター 小会議室4
〒980-0856 仙台市青葉区青葉山無番地
【定 員】 25名(先着順)※7/1(日)締切
【参加費】 無料
【申込先】E-mail:soft@savechildren.or.jp TEL:022-399-7335(担当:中村)
土日はこちらまで:090-9140-5637(担当:津田)
これからメンバーは、当日の発表に向けて、自分たちの考え・思いを提言書にまとめ、発表練習をしていきます。発表の様子については後日ご報告いたしますので、お楽しみに♪
(報告:仙台事務所・中村悠)