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日本/国内災害
(公開日:2024.02.09)

【簡易給食の栄養を補うために−穴水町での活動】能登半島地震緊急子ども支援

 
セーブ・ザ・チルドレンは、2月9日に、穴水町にある小中学校3校で、給食の補食支援を行いました。2月6日に続いて、2回目です。


この日訪問した学校は、断水が続いていました。学校の屋上にはタンクがあり、そのタンクへの給水支援はあるため、学校のトイレなどは利用できているようでした。

授業も再開しており、給食の時間にあるクラスを訪れると、「セーブ・ザ・チルドレン、知ってるよ」と、教えてくれた子がいました。1月なかばに実施した「こどもひろば」に参加した子どもたちが何人かおり、「きょうだいと行った」と、話してくれた子もいました。


今回は、牛乳とヨーグルトをお届けしました。「おいしい」、「冷たい!」という声と一緒に、歓声もあがっていました。校長先生や栄養担当の先生からも、いつもは常温保存のミルクなので生乳はおいしいですね、牛乳は本当にうれしいですといった声もありました。デザートのヨーグルトを楽しみにしている子どもたちの姿も印象的でした。


行政によると、学校給食は通常は共同調理場で作られており、建物への大きな被害はありませんでしたが、調理器具などが使えるかは、断水が解消された後の状況によるとのことです。数週間のうちには、断水は復旧する見込みですが、検査にかかる時間や物流の調整で、震災前のような給食を提供するのは時間がかかるかもしれないようでした。

セーブ・ザ・チルドレンが、これまで活動してきた経験からも、大きな災害の後の避難生活では、サラダや野菜、果物などが不足している様子がありました。また学校再開後も、物流や、冷蔵庫などの食品を保管する設備が整っていないために、提供できる給食に制約がある学校もありました。

私たちは、これまでの緊急支援活動の知見も活かしながら、学校給食への補食支援を続けていきます。また、今日の活動を通して、行政や学校の先生から聞いた話をもとに、子どもたちにとって必要な支援を、迅速に届けられるように活動していきます。

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