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日本/国内災害
(公開日:2019.03.05)

【西日本豪雨 緊急支援】岡山県倉敷市で被災した学童保育へ備品支援を実施

 

岡山県倉敷市には60ヶ所以上の放課後児童クラブ(学童保育)があり、保護者が働いている子どもたちにとって、放課後や長期休み時に時間を過ごす貴重な場です。

2018
7月の豪雨により、真備町をはじめとした被害が大きい地域では、複数の学童保育施設が浸水により使用できない状況となってしまいました。
そのため、被災した学童保育に通っていた子どもたちを、周辺地域の学童保育が受け入れていました。

保護者は、毎日のように家屋の片づけなどに時間が必要な中、子どもたちは、親との時間が制限され、避難所生活や日常的に遊んでいる施設(学校、児童館など)の被災などにより、居場所の制約を受けながら生活せざるを得ない状況にありました。

そうした状況で、子どもたちが勉強したり遊んだりして過ごすことができる居場所である学童保育へのニーズは平常時以上に高まっていました。

 

セーブ・ザ・チルドレンは、倉敷市子ども未来部子育て支援課からの要請を受け、「施設自体が被災した学童保育」または「被災した子どもたちを受け入れた学童保育」に対して、学童保育への備品支援を行いました。




12学童保育に対して、それぞれのニーズにあわせ、ビニールプールや救急箱、一輪車、ブロック遊び、折り紙、工作文具、バドミントンラケットなど多岐にわたる物品を提供しました。

ある学童保育の指導員の人からは、安全に外遊びができる環境が整わない状況では、中で遊べる玩具が必要という声も聞かれました。


 



201810月初めに、被災したある学童保育を訪問したときには、指導員の人から、子どもたちの中には、災害時に受けた恐怖の影響のためか、指導員に対して甘えた行動をとるなど通常と違う様子を見せた子どももいたという話を聞きました。

その話から、改めて災害後に子どもが安心して過ごし、より日常に近い生活を取り戻せるような支援が必要であり、今回は学童保育がその重要な一翼を担っていたように感じられました。


 


それぞれの学童保育からは、子どもたちが玩具や道具を活用しているとの報告や手紙も届き、子どもたちがそれぞれの学童保育で安心・安全に過ごしている様子も分かりました。

 

(国内事業部 神戸秀樹)


 

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