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日本/国内災害
(公開日:2024.06.04)

「初めて給食を出したときは歓声が上がっていた」能登町給食備品支援:能登半島地震緊急子ども支援

 
セーブ・ザ・チルドレンは、能登半島地震で被害を受けた能登町で、4月からの新学期に合わせて災害前のような給食が再開できるよう、町内4つの小中学校に、共同調理場用の冷凍庫や食器棚を支援しました。 



能登町の共同調理場は全部で5ヶ所ありますが、そのうち、4ヶ所では地震の影響により冷蔵庫や冷凍庫。回転窯、保管庫などが破損し、共同調理場の再開のためには、それらの備品の整備が急務とされていました。

震災からの復旧で、他にもさまざまな費用が必要な中、セーブ・ザ・チルドレンは、能登町教育委員会からの依頼を受けて、給食用備品の支援を行いました。再開した共同調理場で作られた給食を町内の各小中学校に配送する形で、能登町すべての小中学校で新学期に合わせて通常通りの給食が再開されました。

4月15日には、能登町役場で、今回の支援に関する目録贈呈式が行われ、町長や教育長から私たちに対して感謝状が手渡されました。

町長からは、「給食品について、役場で一式揃えると手続きなどで2ヶ月くらいかかります。今回の支援で給食再開が1学期に間に合い、本当に助かりました。」との言葉があり、教育長からは、「震災直後から支援に入ってもらっていたのに加えて、今回このような支援にさらにつながり感謝しています。」とコメントをいただきました。

 

実際に給食が再開された学校に訪問した際、教頭先生からは、
「初めて給食を出したときは歓声が上がっていました。温かい給食をみんなで食べられるだけで学校生活の楽しさが全然違います。」と、うれしい声を聞くことができました。

その他、栄養士の方からは、「大型の備品は倒れたり、足が折れたりしてダメになってしまいました。私たちも早くから給食をスタートできてうれしいです。」との声が聞かれました。



通常の給食が再開されることは子どもたちの栄養面はもとより、災害前の日常生活に戻るという点でも大きな意味があります。

子どもたちにとって学校で温かい給食を食べる時間が、日常の中で、ふとリラックスできる時間となっていることを願います。

私たちは今後も、被災地のニーズに耳を傾け、子どもたちの毎日の生活に寄り添いながら活動を続けていきます。

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