トップページ > スタッフブログ > 日本/国内災害 > 九州南部を中心とする大雨 子どもの視点に立った避難準備を−

日本/国内災害
(公開日:2019.07.03)

九州南部を中心とする大雨 子どもの視点に立った避難準備を−

 
セーブ・ザ・チルドレンは、記録的な大雨となっている九州を中心とする地域で、子どもと関わる大人や支援者に対して、避難の時に、子どもたちが少しでも安心できるよう、子どもにやさしい非常用持ち出し袋の準備や、避難前に子どもたちへ情報を伝えることの重要性について呼びかけています。


非常用持ち出し袋の中に子どもが安心できるアイテムを
避難所など、いつもと異なる空間に行くことで不安を抱える子どももいます。子どもの不安を少しでも和らげるために、非常用持ち出し袋の中に、お気に入りのぬいぐるみ、いつも使っている毛布、おもちゃ、本、おやつなどを入れましょう。

10代の子どもたちは、プライバシーや友だちとの関係を大切にする年代です。避難先でも友だちと連絡が取れる方法があることは、安心につながることもあります。


これから起きる出来事を、子どもへも伝える
「避難所に行くよ」とだけ言われたら、子どもたちはどんな思いを抱くでしょうか。避難所では多くの人たちと過ごすことになる、いつもと違う環境で寝泊まりすることになるなど、避難先の情報がなく、これからどんな所へ行くか分からないまま避難すると、子どもたちは余計に不安になります。

子どもも、次に起こることを事前に知っていれば、気持ちの準備ができ、難しい問題を乗り越えようという気持ちへつながります。避難の前に、子どもに分かりやすい言葉で、今は避難が必要なこと、避難所という場所へ行くこと、家族が一緒に避難することなどを伝えてください。


東日本大震災での経験をもとに、セーブ・ザ・チルドレンは、NPO法人プラスアーツと協働で「とっさのひとこと」を制作。災害への備えから、被災時の対応まで、漫画形式で学べます。無料ですので、ダウンロードのうえ、ぜひご活用ください。 http://www.plus-arts.net/tossa/

 

あなたのご支援が子どもたちの未来を支えます

もっと見る

月々1500円から、自分に合った金額で子どもの支援ができます。
定期的に年次報告書や会報誌をお送りしています。

1回から無理なくご支援いただけます。

PAGE TOP