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日本/国内災害
(公開日:2019.09.03)

九州北部 大雨:佐賀県で「子どもの居場所」実施

 
9月1日、佐賀県大町町で、記録的な大雨の影響を受けた子育て世帯の小学生を対象にした、町による臨時の「子どもの居場所」が開かれました。当日は、セーブ・ザ・チルドレンと佐賀県放課後児童クラブ連絡会が運営をサポート。


避難生活を送っていた小学生の子どもたち5人が居場所で過ごしました。午前9時半、「子どもの居場所」の紹介やスタッフの自己紹介からスタート。すぐにでも遊びたいのか、そわそわして待ちきれない様子の子どもも−。「今日、何して遊びたい?」と聞くと、「ミサンガ!」「折り紙!」「メンコ!」「風船!」と次々にやりたいことが出てきます。

午前中は、それぞれの子どもが希望する遊びをしたり、ブロックで家を作ったり、フライングディスクをしたりしました。最も盛り上がったのは、昼食前の時間に、子どもとスタッフが一緒に挑戦したドッジボール!限られた環境下での避難生活で十分に遊べなかったようで、子どもたちは思いっきり体を動かして汗をかきました。


昼食の後は、少し落ち着いてこま遊びや風船、お絵描きなど、子どもたちが思い思いの遊びを楽しんでいました。午後5時に終わりの会をして、子どもたちは楽しそうに、にこにこ笑いながら保護者と一緒に避難所に戻っていきました。風船でアニメのキャラクターの顔をたくさん作った子は、全部持って帰るために大きな袋に風船を詰めて、迎えに来た親を驚かせていました。

大きな災害が起きたときに、子どもの遊びは見過ごされがちです。しかし、こういう時こそ、子どもの日常を回復するために子どもの居場所は大切です。

 

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