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日本/国内災害
(公開日:2021.10.12)

【シリーズ最終回:みんなで考えよう!しぜんさいがいとぼうさい】しぜんさいがいがおきた時にそなえて、いろいろなひなん場所(ばしょ)を考えておこう

 

前回は、避難ひなん生活せいかつの中での感染症かんせんしょう予防よぼうなどについて紹介しました。今回は、いざというときの避難ひなん場所ばしょそなえ、気をけることについて紹介しょうかいします。

 

少しでも(いのち)(たす)かる可能性(かのうせい)の高い避難(ひなん)行動(こうどう)

みなさんが()んでいる地域(ちいき)災害(さいがい)()避難(ひなん)場所(ばしょ)()められています。しかし、状況(じょうきょう)によっては()められた避難(ひなん)場所(ばしょ)ではないところへ避難(ひなん)することがあるかもしれません。

たとえば、避難(ひなん)場所(ばしょ)まで行くことがかえって危険(きけん)である場合などは、家で待機(たいき)したり、近くにある頑丈(がんじょう)建物(たてもの)や車の中に一時的(いちじてき)避難(ひなん)することがあるかもしれません。もしくは、親戚(しんせき)や知り合いの家などに避難(ひなん)することもあるかもしれません。災害(さいがい)()、少しでも(いのち)(たす)かる可能性(かのうせい)の高い避難(ひなん)行動(こうどう)をとるために、()んでいる地域(ちいき)()められた避難(ひなん)場所(ばしょ)にくわえ、親戚(しんせき)や知り合いの家、近くの建物(たてもの)など、周りの安全(あんぜん)場所(ばしょ)普段(ふだん)から家族(かぞく)といっしょに考えておいてください。

 



在宅(ざいたく)避難(ひなん)(そな)えて》

避難所(ひなんじょ)に行くことが危険(きけん)な場合、「在宅(ざいたく)避難(ひなん)」と言って、自宅(じたく)避難(ひなん)生活(せいかつ)(おく)ることがあるかもしれません。2020年の7豪雨(ごうう)災害(さいがい)被害(ひがい)()けた人の中にも在宅(ざいたく)避難(ひなん)をしている人たちがいました。

在宅(ざいたく)での避難(ひなん)は、災害(さいがい)により電気や水道などが止まった中での生活になるかもしれません。そのような状況(じょうきょう)(そな)え、家の中に非常食(ひじょうしょく)飲料水(いんりょうすい)懐中(かいちゅう)電灯(でんとう)など、最低限(さいていげん)のものを準備(じゅんび)しておくことが大切です。いざというときの在宅(ざいたく)避難(ひなん)準備(じゅんび)については、こちらの「【シリーズ第4回:みんなで考えよう!しぜんさいがいとぼうさい】しぜんさいがいが おきてしまった後の 生活を考えて、ふだんから じゅんびしておこう!」を参考にしてください。➡https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=3586


 


《車中避難(ひなん)で気を()けることは?》

2016年の熊本(くまもと)地震(じしん)被災地(ひさいち)では、多くの人が車の中で避難(ひなん)生活(せいかつ)(おく)っていました。車などの(せま)い空間の中で長時間、(すわ)ったり、()たりして足を(うご)かさないと血行(けっこう)不良(ふりょう)血栓(けっせん)という血の(かた)まりによって「エコノミークラス症候群(しょうこうぐん)」になり、血栓(けっせん)(はい)()まると死亡(しぼう)することもあります。予防(よぼう)のためには、(かる)体操(たいそう)やストレッチ運動(うんどう)をしたり、かかとの上げ下ろし運動(うんどう)やふくらはぎを(かる)くもんだりしてみましょう。また、こまめに水分を()ったり、ゆったりとした(ふく)()て、ベルトをきつく()めないことなどを心掛(こころが)ける必要(ひつよう)があります。

 

 


《まとめ》

みなさんが()んでいる地域(ちいき)避難(ひなん)場所(ばしょ)()められていますが、状況(じょうきょう)によっては避難(ひなん)場所(ばしょ)()える必要(ひつよう)があるかもしれません。普段(ふだん)から、()んでいる地域(ちいき)()められた避難(ひなん)場所(ばしょ)にくわえて、安全(あんぜん)場所(ばしょ)にある親戚(しんせき)や知人の家、近くの安全(あんぜん)建物(たてもの)などを家族(かぞく)といっしょに考えておいてください。また、在宅(ざいたく)避難(ひなん)ということもあるかもしれないので、家の中に非常食(ひじょうしょく)飲料水(いんりょうすい)など、最低限(さいていげん)備蓄(びちく)をしておくことが大切です。車中(しゃちゅう)避難(ひなん)など、(せま)い空間で長く()ごす場合は、体を(こわ)さないよう(かる)運動(うんどう)や、こまめに水分を取ることなどを心がけてください。

 

 

これまで、自然(しぜん)災害(さいがい)とは何か、災害(さいがい)()きた時に()(まも)方法(ほうほう)事前(じぜん)準備(じゅんび)避難所(ひなんじょ)での()ごし方などについて紹介(しょうかい)してきました。今後、いつどこでどんな自然(しぜん)災害(さいがい)()きるか分かりません。そんな時に、みなさんが自分の()(まも)り、避難(ひなん)生活(せいかつ)の中で安全(あんぜん)()ごせるよう、ぜひこれまで紹介(しょうかい)した内容を参考(さんこう)に、災害(さいがい)への(そな)えと()こった時の行動について考えてみてください。そしてそのことを家族(かぞく)(まわ)りの人に伝えていっしょに考え、(そな)えることで、自分を中心とした(まわ)りのみんなの防災(ぼうさい)意識(いしき)を高め、災害(さいがい)()行動(こうどう)につながっていくと思います。

 

 


《さんこうじょうほう》

NHK特設(とくせつ)サイト(さいと)新型(しんがた)コロナウイルスと災害(さいがい) 避難(ひなん)はどうする 避難所(ひなんじょ)での感染(かんせん)予防(よぼう)(さく)は”:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/disaster/

 認定(にんてい) NPO 法人(ほうじん)全国(ぜんこく)災害(さいがい)ボランティア支援(しえん)団体ネットワーク(JVOAD避難(ひなん)生活(せいかつ)改善(かいぜん)に関する専門(せんもん)委員会(いいんかい)新型(しんがた)コロナウイルス 新型(しんがた)コロナウイルス 避難(ひなん)生活(せいかつ)お役立ち サポートブック(さぽーとぶっく)http://jvoad.jp/wp-content/uploads/2021/05/84318db09b7641cc8a685cb0d0359886.pdf

NHK“コロナ()避難(ひなん) 在宅(ざいたく)避難(ひなん)など避難所(ひなんじょ)以外へ「分散(ぶんさん)避難(ひなん)注意点(ちゅういてん)は?【動画】”:https://www.nhk.or.jp/shutoken/shutobo/sonae_suigai_08.html

・コドモネクスト“児童館(じどうかん)職員(しょくいん)提案(ていあん)ていあん、「3密みつ」に配慮(はいりょ)した(あそ)あそびhttps://kodomo-next.jp/articles/5679bb283984

厚生(こうせい)労働省(ろうどうしょう)“エコノミークラス症候群(しょうこうぐん)予防(よぼう)のために”:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170807.html

 

 

★過去に紹介(しょうかい)した自然(しぜん)災害(さいがい)防災(ぼうさい)(かん)するブログ、子どもにやさしい防災(ぼうさい)情報(じょうほう)はこちらから➡https://www.savechildren.or.jp/lp/drr/

 

※このブログは2021年10月に作成さくせいました。

防災ぼうさいかんする最新さいしん情報じょうほう内閣府ないかくふのホームページをごらんください。

https://www.bousai.go.jp/



 

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