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日本/国内災害
(公開日:2022.03.14)

【報告】オンライン講座実施〜「子どもにやさしい空間」過去の災害から学ぶ実践のポイント〜

 
セーブ・ザ・チルドレンが参加する「災害時の子どもの居場所(CFS)協議会」(CFS協議会)で、2022年2月19日に災害時の子どもの居場所づくりに関するオンライン講座を実施し、16人が参加しました。





【災害時の子どもの居場所】
災害などの緊急時、子どもも大人と同じようにさまざまな困難を抱えます。大切な人や物を失ったり、住み慣れた家や地域から離れざるを得なかったり、避難所などでの生活を余儀なくされる子どももいます。
そのような災害時に、子どもたちが安心・安全に過ごすことのできる子どもの居場所があることが大切です。子どもの居場所は、遊びや学びを通して、災害の影響からの回復をサポートし、子どもが必要な活動や情報にアクセスできる場として、災害などの緊急時に重要な役割を果たします。


【子どもの居場所に関するチェックリストと学び集の紹介】
CFS協議会では2021年、大規模災害が発生した際に、地域の子ども・子育て支援者や団体が子どもの居場所を設置・運営する際に活用するための資料を2点作成しました。
準備や運営面で確認すべきことをまとめた「緊急時子どもの居場所支援事業運営チェックリスト:準備編&実施篇」と、過去の国内災害支援時に子どもの居場所開設・運営を実践したことのある団体の経験と学びをまとめた「実践に基づく災害時の子どもの居場所の学び集」です。
今回のオンライン講座では、過去の災害で実際に子どもの居場所を設置した団体から事例を共有し、チェックリストや学び集の活用方法を紹介しました。
 


講座の最後には、少人数のグループに分かれ、過去の災害支援時の子どもの居場所づくりの経験共有や、設置や運営にあたっての疑問や意見交換を行いました。
参加者からは、「災害時の子どもの居場所設置のイメージがつかめた」という声や、「災害時の子どもの居場所設置や子ども支援実施には、平時からの地域や支援者間での連携が重要だと感じた」、といった感想がありました。



避難所における子どもの居場所の設置に関する取り組みが、災害対応の準備段階から行われることを目指して、セーブ・ザ・チルドレンは、外部パートナー団体と協力し、研修や啓発活動を行っていきます。


(報告:法橋華子)

 

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