日本/国内災害(公開日:2020.03.19)
【体験談記録集】『災害時に子どもたちが果たした役割の記録〜2018年西日本豪雨の経験から〜』発表−2018年西日本豪雨などの災害時に子どもたちがしたこと・感じたことを1冊の記録集にしました。
2018年7月、西日本豪雨により各地で大規模な被害が発生しました。また、全国各地でも地震や大雨などの災害が発生しました。多くの方が避難所で過ごしたり、被害にあった家の片づけが必要となったりしたなか、子どもたちが避難所で年下の子どもと遊んだり、水や物資配布を手伝ったり、ボランティア活動に参加したりする姿がありました。
そこで、それらのことが忘れられてしまわないように、子どもたちの体験談や、子どもたちの活動を見た大人からもエピソードを募集し、寄せられた260件の体験談や32人へのインタビューなどを1冊の記録集としてまとめました。
2019年6月〜9月にかけて、セーブ・ザ・チルドレンのウェブサイトやSNSで体験談募集の案内をしました。周知や応募にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
「災害時に子どもたちが果たした役割の記録」
≪体験談募集概要≫
■募集期間:2019年6月10日(月)〜9月10日(火)
■対象地域:岡山県、広島県、愛媛県、ほか全国
■対象者:西日本豪雨などの災害時に何か活動をした(または、しようと思ったけれどできなかった)小・中・高校生世代の子ども(災害時に高校生だった方も可)。また、子どもたち(小学生未満も可)の行動を見た大人の方。
≪投稿集計結果≫
■小学生20件(岡山県:6件、広島県:12件、愛媛県:2件)
■中高生世代204件(岡山県:101件、広島県:7件、愛媛県:4件、兵庫県:88件、宮城県:4件)
■大人36件(岡山県:26件、広島県:7件、愛媛県:2件、兵庫県:1件)
計260件
≪インタビュー≫
【岡山県】小学6 年生(倉敷市)、大学1 年生と保護者(総社市)
【広島県】小学5 年生2 人(広島市立矢野小学校)、大人3 人(広島市)
【愛媛県】小学3 年生(大洲市)、中学1 年生(大洲市)、大人2 人(大洲市喜多児童館)、大人(徳森児童センター)
【兵庫県】兵庫県立舞子高等学校の生徒・卒業生16 人
【宮城県】宮城県多賀城高等学校の生徒3 人
計32 人
≪記録集概要≫
■募集期間:2019年6月10日(月)〜9月10日(火)
■対象地域:岡山県、広島県、愛媛県、ほか全国
■対象者:西日本豪雨などの災害時に何か活動をした(または、しようと思ったけれどできなかった)小・中・高校生世代の子ども(災害時に高校生だった方も可)。また、子どもたち(小学生未満も可)の行動を見た大人の方。
≪投稿集計結果≫
■小学生20件(岡山県:6件、広島県:12件、愛媛県:2件)
■中高生世代204件(岡山県:101件、広島県:7件、愛媛県:4件、兵庫県:88件、宮城県:4件)
■大人36件(岡山県:26件、広島県:7件、愛媛県:2件、兵庫県:1件)
計260件
≪インタビュー≫
【岡山県】小学6 年生(倉敷市)、大学1 年生と保護者(総社市)
【広島県】小学5 年生2 人(広島市立矢野小学校)、大人3 人(広島市)
【愛媛県】小学3 年生(大洲市)、中学1 年生(大洲市)、大人2 人(大洲市喜多児童館)、大人(徳森児童センター)
【兵庫県】兵庫県立舞子高等学校の生徒・卒業生16 人
【宮城県】宮城県多賀城高等学校の生徒3 人
計32 人
≪記録集概要≫
≪「災害後の子どもたちの声に学ぶ」工学院大学教育推進機構准教授 安部芳絵氏(記録集より抜粋)≫
災害のあとに子どもたちがしたこと/できなかったことを記録に残すことについては、インタビューに協力してくれた全員が重要であると答えた。記録を読んだ人が次に動くきっかけになるのではないかというのは舞子高校の高校生たちであった。(中略)まび記念病院で被災したAH さん(大学1 年生)は、「過去の歴史を知ることは未来にもつながることなので、しっかり自分たちが住んでいる地域の過去の災害記録を知って、これからの将来にSNS を活用したりして発信していくことって大事だと思います」と語った。(中略)この記録が、家庭や学校・地域で子ども参加の防災や復興の契機となることを願っている。
<セーブ・ザ・チルドレンの西日本豪雨緊急・復興支援事業>
セーブ・ザ・チルドレンは、2018年7月の西日本豪雨発生後、岡山県倉敷市真備町を中心に緊急・復興支援活動を行い、6,500人以上に支援を届けました。避難所で子どもが安心・安全に過ごすことのできる「こどもひろば」の活動や、学用品の配布、学童・児童館・保育園への備品支援、給付金の提供などを行いました。今回の記録集の制作は、西日本豪雨復興支援の一環で行いました。
・西日本豪雨緊急・復興支援事業特設ページ
http://www.savechildren.or.jp/lp/2018hr/
<「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」>
セーブ・ザ・チルドレンは、東日本大震災発生後の2013年4月に「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」を発表しました。報告書は、全国各地の防災教育や避難所運営などの参考にされています。報告書はこちらからダウンロードしてご覧いただけます。
※「災害時に子どもたちが果たした役割の記録〜2018年西日本豪雨の経験から〜」(2020年3月発行)ならびに「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」(2013年4月発行)は、「セーブ・ザ・チルドレン」ウェブサイト「発行物一覧」からもダウンロードいただけます。冊子の送付をご希望の方は下記までお問い合わせください。
■お問い合わせ先
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部
〒101-0047東京都千代田区内神田2-8-4 山田ビル4階
メール:japan.hagukumi@savethechildren.org
電話:03-6859-6869(平日9:00〜18:00)
担当:田代、佐々木
災害のあとに子どもたちがしたこと/できなかったことを記録に残すことについては、インタビューに協力してくれた全員が重要であると答えた。記録を読んだ人が次に動くきっかけになるのではないかというのは舞子高校の高校生たちであった。(中略)まび記念病院で被災したAH さん(大学1 年生)は、「過去の歴史を知ることは未来にもつながることなので、しっかり自分たちが住んでいる地域の過去の災害記録を知って、これからの将来にSNS を活用したりして発信していくことって大事だと思います」と語った。(中略)この記録が、家庭や学校・地域で子ども参加の防災や復興の契機となることを願っている。
<セーブ・ザ・チルドレンの西日本豪雨緊急・復興支援事業>
セーブ・ザ・チルドレンは、2018年7月の西日本豪雨発生後、岡山県倉敷市真備町を中心に緊急・復興支援活動を行い、6,500人以上に支援を届けました。避難所で子どもが安心・安全に過ごすことのできる「こどもひろば」の活動や、学用品の配布、学童・児童館・保育園への備品支援、給付金の提供などを行いました。今回の記録集の制作は、西日本豪雨復興支援の一環で行いました。
・西日本豪雨緊急・復興支援事業特設ページ
http://www.savechildren.or.jp/lp/2018hr/
<「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」>
セーブ・ザ・チルドレンは、東日本大震災発生後の2013年4月に「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」を発表しました。報告書は、全国各地の防災教育や避難所運営などの参考にされています。報告書はこちらからダウンロードしてご覧いただけます。
※「災害時に子どもたちが果たした役割の記録〜2018年西日本豪雨の経験から〜」(2020年3月発行)ならびに「震災後に中高生が果たした役割の記録プロジェクト 報告書」(2013年4月発行)は、「セーブ・ザ・チルドレン」ウェブサイト「発行物一覧」からもダウンロードいただけます。冊子の送付をご希望の方は下記までお問い合わせください。
■お問い合わせ先
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部
〒101-0047東京都千代田区内神田2-8-4 山田ビル4階
メール:japan.hagukumi@savethechildren.org
電話:03-6859-6869(平日9:00〜18:00)
担当:田代、佐々木