日本/国内災害(公開日:2019.09.14)
避難所などに設置する子どもの居場所の重要性
地震や洪水など自然災害や緊急時、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化します。そして、家を失ったり、見慣れた町の景色が一変したり、大切なものを失うなど、子どももさまざまな困難に直面します。
動画は、熊本地震緊急支援時、セーブ・ザ・チルドレンが開設・運営した「こどもひろば」の様子。
また、避難先などでは子どもは慣れない環境に置かれ、子どもが必要とする安心感を得ることが難しいこともあります。そのため、私たちセーブ・ザ・チルドレンや多くの子ども支援団体は、災害などの緊急時、避難所などに子どもの居場所づくりを行います。
子どもの居場所は、子どもたちが自分の思うままに遊んだり、友だちと過ごしたりする中で、子どもが再び自分らしくいられる場です。また、子どもが難しい状況や問題を自分の力で対処していくサポートへもつながります。
加えて、子どもが安心・安全な居場所にいることで、親や養育者は災害後の生活再建に集中することができます。
緊急時も、子どもが子どもとしての時間を過ごせる居場所の重要性を皆さんの地域でもぜひ考えてみませんか。
子どもの居場所づくりの参考資料をご紹介します。無料でダウンロードできます。
- 子どもに優しい空間ガイドブック(Child-Friendly Spaces)(17.5MB)(公財)日本ユニセフ協会、(独)国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所、災害時こころの情報支援センター
- 子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children)