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日本/国内災害
(公開日:2019.08.29)

九州北部 大雨【第一報】子ども支援ニーズ調査のため緊急支援対応チームを被災地に派遣

 
セーブ・ザ・チルドレンは、記録的な大雨による被害の拡大を受けて、東日本大震災や平成29年7月九州北部豪雨、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の緊急支援に対応した職員などから構成される、九州北部大雨緊急支援対応チームを立ち上げました。

緊急支援対応チームは、大雨特別警報が発令された地域を中心に、東京で情報収集を進めていましたが、本日、被災した地域の子どもたちの状況やニーズを把握し、子どもたちの支援に尽力するために、28日に記録的な大雨に見舞われた佐賀県に、被災地域の調査に入ります。

調査では、子ども関係の福祉部局や教育委員会といった子どもに関わる行政・組織を中心に聞き取りを行い、佐賀県内の小中学校の状況や、子どもたちが放課後や長期休みの時に時間を過ごす放課後児童クラブ(学童)の状況などの被害状況の把握を進めると同時に、被災と避難などでストレスを抱えた子どもたちのこころのケアのために、子どもの支援に携わる人々に対しセーブ・ザ・チルドレンが作成した、「子どものための心理的応急処置*1」のリーフレットの配布を行う予定です。現地での初動調査結果をもとに、これまでの緊急支援で行った活動*2の知見を活かし、災害時における子どもの権利保障のための支援を開始することを検討しています。

*1「子どものための心理的応急処置(Psychological First Aid for Children)」は、世界保健機関(WHO)などが、支援者が共通して身につけておくべき心構えと対応をまとめたマニュアル(PFA)を、子どもとその保護者・養育者に対して実施するうえで、子どもの発達段階の特性や、年齢にあった必要など、子どもに特化して、セーブ・ザ・チルドレンが作成したものです。
http://www.savechildren.or.jp/lp/kumamotopfa/
*2セーブ・ザ・チルドレンが実施した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)緊急・復興支援の報告書『報告書「西日本豪雨から1年、子どもたちへの緊急・復興支援』
https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=2980

 

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