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日本/国内災害
(公開日:2019.05.21)

ひとり親家庭を支援するためのイベントを熊本県で開催しました(2018年11月)

 
セーブ・ザ・チルドレンは、2017年から熊本県で、ひとり親家庭の保護者が生活や子育てに役立つ情報を知ることができるように、また、子どもたちが多様な活動に参加できるように、ひとり親家庭を支援するためのイベントを開催しています。



2018年には、全2回イベントを行い、第2回イベントでは、親子交流企画として飾り巻き寿司料理教室を開催。8組のひとり親家庭の親子(保護者8人、子ども10人)が参加しました(第1回ひとり親家庭応援イベント@熊本のブログはこちら)。


◆親子でクッキング!飾り巻き寿司作り
子どもとゆっくり過ごしたり、出かけたりする時間を取りづらいというひとり親家庭の保護者の声を受け、熊本市で飾り巻き寿司教室を行っている「DECO-HANA」の西岡里美氏を講師に招いて、親子で巻き寿司作りを体験しました。参加した保護者からは「子どもと初めて巻き寿司作りをして、普段できないコミュニケーションがとれたので、よかったです。」「飾り巻き寿司初体験でした。意外と簡単にできて、家でもまたチャレンジしてみようと思います。」といった声があり、子どもからも「初めて作る巻き寿司に感動しました。」との感想があり、親子での巻き寿司作りを楽しんでいた姿が見られました。




◆保護者向けおしゃべり交流会・子ども向けものづくり
巻き寿司作りの後は、お茶を飲みながら、保護者同士のおしゃべり交流会を行いました。最初は控えめだった参加者も段々と話が弾み、子育てや生活、仕事で感じることや悩みなどについて共有し合う姿が見られました。福祉事務所の母子父子自立支援員も同席し、支援に関する情報提供もしてもらいました。

感想では、「同じ環境なので話しやすい。共感できることが多いのでひとりではないと思える。」「色んな貴重なお話が聞けて満足です。普段、同じひとり親の方と話す機会がないので…」「ひとり親の知人がおらず、ここへ来たらみんな「ひとり親」で、悩みなど、隠さずに話せる。」などの声があがり、それぞれが日常感じている思いを安心して、和やかに話すことのできる交流会となりました。
また、保護者が交流会に参加している間、4歳から中学1年生の子どもたち12人は、段ボールを使ったイス作りを行いました。細かい作業は子ども同士で教え合い、協力しながら進めていました。

イスを組み立てた後は、お絵かきやシールを使ってデコレーション。オリジナルのイス作りに熱中している子どもたちの姿がありました。




◆ひとり親家庭への支援施策の充実に向けて
セーブ・ザ・チルドレンは、熊本地震の復興支援の一環として、新入学に関わる費用の一部を支給する給付金事業を2017年から実施してきました。給付金受給世帯への調査からは、震災後、ひとり親家庭が厳しい状況に置かれていることがわかりました。

熊本地震から3年が経過した今なお復興の途上にある地域で、子どもたちが今現在の生活や今後の選択を制約されることがないよう、また地域の復興においても、ひとり親家庭支援が拡充されるよう、これからもセーブ・ザ・チルドレンは活動を続けていきます。


(報告:東京事務所 林)

 

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