日本/国内災害(公開日:2021.04.02)
【シリーズ第2回:みんなで考えよう!しぜんさいがいとぼうさい】大雨や台風による しぜんさいがいがおきた時、自分のみを まもるためには どうしたらいい?
前回は、自然災害とは何か?自然災害が、地球温暖化などの気候変動の影響で増えていることなどを、みんなに紹介しました。今回は、とくに地球温暖化などの影響を受けて増えている大雨や台風による自然災害が起きたときに、自分の身を守るためには、どんな行動をとったらいいのかについて、過去に災害を経験した子どもたちの声と一緒に紹介します。
《大雨や台風による自然災害が起きたとき、起こるかもしれないとき》
自然災害が起きたとき、起こるかもしれないとき、まずは、自分の身を守ることが大切です。台風や大雨が近づいてきたら、家族や身近な大人と一緒にテレビやラジオ、インターネットなどで、注意報や警報、避難情報を確認しておきましょう。
大雨が降ると川の水があふれたり、マンホールから水が噴き出したりして、道路に水があふれることがあります。道路が水につかってしまったら、歩くと危ないので、水が来る前に、避難所などの安全な場所に早めに避難することが大切です。
2018年に西日本を中心に起きた大雨による災害を経験した子どもたちは、次のように話しています。
「どうせ大丈夫という気持ちを捨ててはやめに避難することを心がけてほしい。」(岡山県、高校3年生)
「僕は災害にあうまで、『なるわけない』と思っていたけど、じっさいにあってみて、けいほうはちゃんとみて避難しようと思った。」(岡山県、中学3年生)
万が一、避難する前に家の周りに水がきて、どうしても避難所に避難できないときは、おうちの一番高い階や、近くの頑丈な高い建物に避難して、救助を待つ必要があります。そのためにも、普段から避難所だけではなく、家の周りの高い建物を確認しておくことが大切です。
《まとめ》
このように、自然災害が起きたときなどに、自分の身を守れるように、事前に自然災害や避難方法などを調べたり、周りの大人や友だちと一緒にその方法を確認しておきましょう。そうした準備が、自分の身を守ることにつながります。実際に自然災害を経験した子どもの声を参考に、ぜひできることから準備を進めてください。次回は、大雨や台風による自然災害が起きて、避難所などへ避難が必要なときに、みんなが安全に避難し、避難した場所で少しでも安心して過ごすための、事前準備について紹介します。
《大雨や台風による自然災害のこと、備えが分かるサイト》
・セーブ・ザ・チルドレン、NPO法人プラス・アーツ“とっさのひとこど”:http://plus-arts.net/wp-content/uploads/2018/08/all.pdf
・東京都防災ホームページ“キッズ向け防災”:https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/bousai/1000033/index.html
・国土交通省“小学生向け動画「洪水から身を守るには」”:https://www.youtube.com/watch?time_continue=1095&v=5x85RPtBTJc&feature=emb_logo
・国土交通省“洪水から身を守るには〜命を守るための3つのポイント〜”:https://www.mlit.go.jp/river/bousai/education/movie/pdf/pamphlet.pdf
※このブログは2021年4月に作成し、2023年4月に内容の一部を修正しました。
防災に関する最新の情報は内閣府のホームページをごらんください。