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日本/国内災害
(公開日:2020.12.10)

【休眠預金等活用法に基づく新型コロナウイルス対応緊急支援助成】実行団体向けに子どものセーフガーディング研修を実施しました

 
セーブ・ザ・チルドレンは、休眠預金等活用法に基づくJANPIA(一般財団法人日本民間公益活動連携機構)による新型コロナウイルス対応緊急支援助成の資金分配団体として、コロナ禍で困窮する子どもの学習支援や食の支援、虐待防止に向けた活動などを行う17団体に助成を行っています。

2020年10月から11月にかけて、全実行団体向けに「子どものセーフガーディング」のオンライン研修を実施したので、ご報告します。


「子どものセーフガーディング」とは、子どもとかかわる団体や活動の関係者による虐待や搾取など、子どもの権利に反する行為や危険防止に努め、安全な活動と運営を目指す組織的取り組みです。

今回の研修は、実行団体の代表者および事業責任者を対象として、セーフガーディングの概要や虐待・搾取の現状などを講義形式で伝えたほか、行動規範(※)の理解を促すワークや、団体ごとにリスク分析をしたり、「子どものセーフガーディング」実施のための体制づくりなどについて話し合ったりするグループワークも実施しました。

(※「子どものセーフガーディングのための行動規範」PDFはこちら


全5回の日程に数団体ずつ分かれて参加し、全体で17団体45人が研修に参加しました。オンライン会議システムを使った4時間の研修でしたが、一方的な講義ではなく、アンケート形式でワークを実施したり、団体ごとに話し合う時間を設けたりと、積極的に参加してもらえるような工夫も取り入れました。

事後アンケートから、参加者の声を一部ご紹介します。
【参加者の声】
・講義、質問に答える参加型のプログラム、ワークショップの組み合わせで、楽しく学ぶことができた。
・今まで体系的に子どものセーフガーディングについて学ぶ機会がなかったのでとてもよかった。
・行動指針についての理解が深まり、また団体内での今後の動きを考える時間を得られた。
・今までの活動で明確になっていなかった点や整備されていなかった点について、具体案を検討することができた。
・今後実施する事業ばかりではなく、子どものための活動をしていくために知っておかなければならないことばかりで、参考にもなり、とても良い研修であった。

今回実施した代表者・事業責任者向け研修に続き、2020年11月から2021年1月にかけて今回の助成事業で子どもと接するスタッフ向けに2時間のオンライン研修も実施し、引き続き、実行団体のみなさんと一緒に子どもの安心・安全を守る取り組みを強化していきます。

「子どものセーフガーディング」の詳細はこちら
「新型コロナウイルス対応緊急支援助成〜社会的脆弱性の高い子どもの支援強化事業〜」特設サイトはこちら

(報告:国内事業部助成事業担当 佐々木有紀)

<JANPIA及び休眠預金等活用法について>
「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」(休眠預金等活用法)は2016年に成立した法律で、この法律に基づき、10年以上取引のない預金等(休眠預金等)を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度が2019年度より始まりました。JANPIA(一般財団法人日本民間公益活動連携機構)は休眠預金等活用法に基く指定活用団体として、休眠預金を活用した民間公益活動の促進を目的として設立された団体です。金融機関に預けられた休眠預金は、預金保険機構から指定活用団体へ交付され、そこから資金分配団体へ、更に資金分配団体から実行団体へと助成されます。
詳細はJANPIAのHPをご覧ください。https://www.janpia.or.jp/kyumin/

 

 

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