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日本/子どもの貧困問題解決
(公開日:2026.07.10)

【活動報告】経済的な困難のある新中学1年生・新高校1年生1,034人に新入学のための給付金を届けました。

 
セーブ・ザ・チルドレンは、新入学に関わる経済的負担を軽減するために、新中学1年生・新高校1年生を対象に「セーブ・ザ・チルドレン子ども給付金 〜新入学サポート2026〜」を実施しました。


この給付金は、経済的な困難があり、生活上より厳しい状況にある子どもたちの学ぶ権利を保障するために実施しています。2026年は全国から1,800人の申請があり、新中学1年生436人へ3万円、新高校1年生596人へ5万円、合計1,034人(934世帯)へ、給付金を届けました。

この給付金を利用した世帯の生活条件の内訳では、「対象の子ども本人、または、保護者に障害がある」という世帯が47.2%、続いて「障害年金または遺族年金の受給がなく2023年と2024年の保護者の年間所得が目安額の1/2以下である」を選択した世帯が26.6%でした。



利用者の居住地域は、関東地方が最も多く、続いて関西地方、九州・沖縄地方が順に続く結果でしたが、全国47都道府県からの利用がありました。


給付後に寄せられた、実際に給付金を利用した世帯の声を紹介します。
※紹介した声や写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。加えて、個人が特定されないように写真は編集を加えています。かっこ()内は属性です。

給付のおかげで学校に行く事ができました。これから沢山勉強頑張りたいと思います。(新高校1年生)
給付が分かった時はとても安心しました。工面するのが大変だったのでとても助かりました。給付が決まった時はとても喜んでいてこれから沢山学んでほしいなと思います。(保護者・女性・30代)

携帯しかもっていなくて思うように授業を視聴できるか不安だったけど助けてもらえてうれしかったです。小学校も中学校も行けなかったけど高校では友達や知り合いを作りたいです。(新高校1年生)
パソコンがなかったので通信制の授業をどうするか?というところでしたが、給付されることになってパソコンの購入に目途が立ったとわかった時の安心した顔が忘れられません。(保護者・女性・40代)

新しいバスケットボールでたくさん練習して活躍する強い選手になります!(新中学1年生)
給付金では体操服、上履き、新しい文具、バスケットボールを購入させていただきました。小学生の頃からバスケットボールをしてきたので「中学校の部活はバスケ部に入る!」と楽しみにしていました。小学生と中学生ではボールのサイズが変わるため買い替えてあげないとな…と焦っていたのですが、今回の給付金で買い替えてあげることができました!(保護者・30代・女性)

おかあさんと学校で必要な物をたくさん買いに行ったり、中学校に行く用意を一緒にしました。すごい大金がかってびっくりしました。(新中学1年生)
新中学一年生になる時、いったい総額いくらかかるのだろうと、六年生になった頃からずっと不安でした。給付が分かった時、息子にすぐに伝えました。2人で喜びました。我慢しやんでいいよ、と買い物に出掛けたのをおぼえています。本当に救われました。 (保護者・40代・女性)




2026年4月から、いわゆる「所得制限のない高校無償化」が開始され、授業料を支援する「高等学校等就学支援金」 が拡充されました。しかし、入学時に必要となる制服、運動着、タブレットやパソコンなどについては、物価の高騰もあり、依然として大きな負担となっています。また中学校への進学においても、制服代や運動着代など入学に伴う支出が家計に重くのしかかっています。
 
保護者からは、子どもの進学をうれしく思う一方で、大きな費用負担に不安を抱える声が多く聞かれました。子どもがやりたいことをサポートしたいという思いと、支払いができるだろうかという不安の間で揺れ動く複雑な気持ちも感じられました。そうした中で、この給付金により、子どもが学びを諦めることなく入学できたことに安堵する声が多くありました。子どもたちからも、新しい学びのスタートを前向きに迎えられたという声が多数届きました。
 
セーブ・ザ・チルドレンでは今後、今回の実施結果や調査結果、給付金でつながった子どもや保護者などへのインタビューをもとに、国や自治体に対して私費負担の軽減や就学支援制度の拡充を求めて提言活動を行っていく予定です。

セーブ・ザ・チルドレンでは「子ども給付金 〜新入学サポート〜」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ぜひご覧ください。


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