日本/子どもの貧困問題解決(公開日:2025.03.07)
【実施報告】「これで安心して出産し赤ちゃんを迎えられます」〜新生児の育児用品を詰めた「ハロー!ベビーボックス」2024年秋応募の方へ750箱をお届けしました〜
セーブ・ザ・チルドレンは、2022年より、誕生時から「健康に、安心、安全な環境で育つ」といった子どもの権利を保障するため、また、経済的に困難な世帯の育児費用の負担軽減を目的として、新生児に必要な育児用品を詰め合わせた「ハロー!ベビーボックス」の提供を年に2回行っています。
2024年の秋に6回目となる募集を行い、全国226世帯と自治体などを通して合計750箱を提供しました。

さまざまな企業が「ハロー!ベビーボックス」の趣旨に賛同し、育児用品を提供してくれました。ボックスには、オムツやおしりふき、肌着、おもちゃ、ベビーソープ、体温計などが入っています。(「ハロー!ベビーボックス」の概要はこちらから。)
今回、このボックスを受け取った方から感想が寄せられたので、その一部をご紹介します。
※紹介する声や写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。



経済的な困窮や物価高騰で十分に新生児用品をそろえられなかった世帯からは必要なものがあって助かったという声や、初めて子育てをする世帯からは具体的に必要なものが分かってよかったという声、応援してくれる人の存在を感じたという声がありました。妊娠・出産という母子ともに大切な時期に、ボックスを通じて物品だけではなく「ひとりじゃないよ」「応援しているよ」というメッセージを届けることができました。
「ハロー!ベビーボックス」実施に際しては、応募時と利用後にアンケート調査も行い、妊娠・出産期の就業状況や制度の利用、また収入が少なくなる時期の家族や周囲の経済的な支援についてたずねています。調査報告書は4月以降公表予定です。
また、セーブ・ザ・チルドレンは長崎大学教育学部小西祐馬准教授の協力を得て、2024年6月〜8月にかけて、過去に本ボックスを利用したことのある世帯や、その他のセーブ・ザ・チルドレンの支援でつながった利用者のうち、3歳以下の子どもを育てる世帯を対象に乳幼児の生活状況についての調査を実施しました。(調査結果についての報告書はこちら)
少子化対策の中で妊娠・出産・子育てに関する支援制度は拡充されているものの、経済的に困難な状況にある妊産婦やさまざまな困難を抱える世帯で育つ乳幼児に的を絞った支援は十分とは言えません。セーブ・ザ・チルドレンは、今後も「ハロー!ベビーボックス」などを通じて、国が注力する妊娠期からの切れ目のない支援を実現するためにも、経済的に困難な状況にある乳幼児や妊産婦への支援を継続していきます。
次回の「ハロー!ベビーボックス」は2025年春に応募開始予定です。
(次回の実施、各種調査報告書についての詳細は決定次第、ウェブサイトにてお知らせします)。
セーブ・ザ・チルドレンでは、「ハロー!ベビーボックス」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けた、さまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ぜひご覧ください。
(報告:国内事業部 鳥塚)
2024年の秋に6回目となる募集を行い、全国226世帯と自治体などを通して合計750箱を提供しました。

さまざまな企業が「ハロー!ベビーボックス」の趣旨に賛同し、育児用品を提供してくれました。ボックスには、オムツやおしりふき、肌着、おもちゃ、ベビーソープ、体温計などが入っています。(「ハロー!ベビーボックス」の概要はこちらから。)
今回、このボックスを受け取った方から感想が寄せられたので、その一部をご紹介します。
※紹介する声や写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。



経済的な困窮や物価高騰で十分に新生児用品をそろえられなかった世帯からは必要なものがあって助かったという声や、初めて子育てをする世帯からは具体的に必要なものが分かってよかったという声、応援してくれる人の存在を感じたという声がありました。妊娠・出産という母子ともに大切な時期に、ボックスを通じて物品だけではなく「ひとりじゃないよ」「応援しているよ」というメッセージを届けることができました。
「ハロー!ベビーボックス」実施に際しては、応募時と利用後にアンケート調査も行い、妊娠・出産期の就業状況や制度の利用、また収入が少なくなる時期の家族や周囲の経済的な支援についてたずねています。調査報告書は4月以降公表予定です。
また、セーブ・ザ・チルドレンは長崎大学教育学部小西祐馬准教授の協力を得て、2024年6月〜8月にかけて、過去に本ボックスを利用したことのある世帯や、その他のセーブ・ザ・チルドレンの支援でつながった利用者のうち、3歳以下の子どもを育てる世帯を対象に乳幼児の生活状況についての調査を実施しました。(調査結果についての報告書はこちら)
少子化対策の中で妊娠・出産・子育てに関する支援制度は拡充されているものの、経済的に困難な状況にある妊産婦やさまざまな困難を抱える世帯で育つ乳幼児に的を絞った支援は十分とは言えません。セーブ・ザ・チルドレンは、今後も「ハロー!ベビーボックス」などを通じて、国が注力する妊娠期からの切れ目のない支援を実現するためにも、経済的に困難な状況にある乳幼児や妊産婦への支援を継続していきます。
次回の「ハロー!ベビーボックス」は2025年春に応募開始予定です。
(次回の実施、各種調査報告書についての詳細は決定次第、ウェブサイトにてお知らせします)。
セーブ・ザ・チルドレンでは、「ハロー!ベビーボックス」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けた、さまざまな取り組みを行っています。活動の最新情報は随時こちらのページで更新しています。ぜひご覧ください。
(報告:国内事業部 鳥塚)