日本/子どもの貧困問題解決(公開日:2025.04.02)
【活動報告】2024年「子どもの食 応援ボックス」冬休み分を受け取った方々からの声を紹介
セーブ・ザ・チルドレンは、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、子どもたちの食の状況改善を目的として「子どもの食 応援ボックス」を提供しています。
2024年「子どもの食 応援ボックス」には、過去最多の8,425件の申し込みがあり、冬休み分を5,005世帯へ提供しました。応援ボックスを受け取った方々から多くの感想が寄せられたので、その一部をご紹介します。
※紹介した声や写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。加えて、個人が特定されないように写真は編集を加えています。かっこ()内は保護者の年代・性別、子どもの年代です。






寄せられた感想からは、「年末年始は出費がかさむ時期なので大変助かりました」「給食がないため、お昼ご飯も食べさせないといけないし、光熱費もかかる中、助けていただき感謝の気持ちでいっぱいです」という声や、「一人じゃないよ、気にかけてくれる人がいるよ、と声をかけていただいているようで心が救われました」と、厳しい生活状況の中で食料品が役立っただけでなく、応援している人の存在が伝わり、こころの支えになったという声も多く聞かれました。
また、「年越しそばやお餅などが入っていて、季節に応じた食体験を子どもにさせてあげられるのがありがたい」、「応援ボックスをきっかけに、社会貢献の話、募金の話など説明したところ興味を持ち、『自分が大人になったら活動をしてみたい』と言っていて、親子でそんな話ができてよかったです」という声もありました。「子どもの食 応援ボックス」を通じて子どもたちが季節を感じたり、子どもたちの視野をひろげる機会になっている様子もうかがえました。
一方、多くの世帯が、給食がない冬休みを不安に感じていること、物価高、特に米の高騰の影響で満足に食料品を買えず、子どもや保護者が毎日の食事を我慢していること、暖房費をなるべくつけずに生活していること、お菓子や文房具など子どもが好きなものや必要なものの購入を控えて生活していることなどの声がありました。
切迫した声からはさらなる支援活動の重要性や、国や自治体による支援制度を拡充する必要性が浮かび上がっています。まずは子どもや保護者が食事すら十分にとれない深刻な現状を、社会全体で認識し、国や自治体、民間団体が連携しながら必要な支援策を講じることが求められます。
セーブ・ザ・チルドレンは、今回の感想やアンケートを通じて把握できたことをもとに、引き続きすべての子どもたちの食を取り巻く環境や生活をより良くする施策の実現を目指していきます。
■【「子どもの食 応援ボックス」の活動について】
セーブ・ザ・チルドレンが実施する日本国内における子どもの貧困問題解決事業の一環として、学校の長期休暇中に、子どもたちが経済的な不安なく安心して食事ができるようサポートすることを目的として実施しています。今回は、11回目の実施です。この活動は、企業や個人を含め多くの皆さまからの資金、物品、人材などのご提供によって成り立っています。
セーブ・ザ・チルドレンは、「子どもの食 応援ボックス」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。
活動の最新情報は、随時こちらのページでお伝えしています。ぜひご覧ください。
(報告:国内事業部 池田)

2024年「子どもの食 応援ボックス」には、過去最多の8,425件の申し込みがあり、冬休み分を5,005世帯へ提供しました。応援ボックスを受け取った方々から多くの感想が寄せられたので、その一部をご紹介します。
※紹介した声や写真は了承を得て掲載しています。また、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。加えて、個人が特定されないように写真は編集を加えています。かっこ()内は保護者の年代・性別、子どもの年代です。






寄せられた感想からは、「年末年始は出費がかさむ時期なので大変助かりました」「給食がないため、お昼ご飯も食べさせないといけないし、光熱費もかかる中、助けていただき感謝の気持ちでいっぱいです」という声や、「一人じゃないよ、気にかけてくれる人がいるよ、と声をかけていただいているようで心が救われました」と、厳しい生活状況の中で食料品が役立っただけでなく、応援している人の存在が伝わり、こころの支えになったという声も多く聞かれました。
また、「年越しそばやお餅などが入っていて、季節に応じた食体験を子どもにさせてあげられるのがありがたい」、「応援ボックスをきっかけに、社会貢献の話、募金の話など説明したところ興味を持ち、『自分が大人になったら活動をしてみたい』と言っていて、親子でそんな話ができてよかったです」という声もありました。「子どもの食 応援ボックス」を通じて子どもたちが季節を感じたり、子どもたちの視野をひろげる機会になっている様子もうかがえました。
一方、多くの世帯が、給食がない冬休みを不安に感じていること、物価高、特に米の高騰の影響で満足に食料品を買えず、子どもや保護者が毎日の食事を我慢していること、暖房費をなるべくつけずに生活していること、お菓子や文房具など子どもが好きなものや必要なものの購入を控えて生活していることなどの声がありました。
切迫した声からはさらなる支援活動の重要性や、国や自治体による支援制度を拡充する必要性が浮かび上がっています。まずは子どもや保護者が食事すら十分にとれない深刻な現状を、社会全体で認識し、国や自治体、民間団体が連携しながら必要な支援策を講じることが求められます。
セーブ・ザ・チルドレンは、今回の感想やアンケートを通じて把握できたことをもとに、引き続きすべての子どもたちの食を取り巻く環境や生活をより良くする施策の実現を目指していきます。
■【「子どもの食 応援ボックス」の活動について】
セーブ・ザ・チルドレンが実施する日本国内における子どもの貧困問題解決事業の一環として、学校の長期休暇中に、子どもたちが経済的な不安なく安心して食事ができるようサポートすることを目的として実施しています。今回は、11回目の実施です。この活動は、企業や個人を含め多くの皆さまからの資金、物品、人材などのご提供によって成り立っています。
セーブ・ザ・チルドレンは、「子どもの食 応援ボックス」以外にも、子どもの貧困問題解決に向けさまざまな取り組みを行っています。
活動の最新情報は、随時こちらのページでお伝えしています。ぜひご覧ください。
(報告:国内事業部 池田)