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日本/国内災害
(公開日:2024.07.30)

能登町「夏前にエアコンを取り付けることができてよかった」〜能登半島地震緊急子ども支援より〜

 
セーブ・ザ・チルドレンは、能登半島地震により影響を受けた子どもたちの学ぶ環境を支えるために、能登町の中学校へエアコンを支援提供しました。今回の支援は能登町教育委員会からの要請を受けて行われ、2024年5月中に、エアコンの取り付け工事が無事完了しました。

能登町のある小学校では地震の影響により校舎が使えず、震災後、隣接する中学校の校舎を間借りして授業を行っています。元の校舎の調査や修繕工事は長期間かかる見込みで、再開の目途は立っていません。中学校に間借りした状態がしばらく続く可能性がある中、その間は、元々中学校で使用していなかった空き教室や、音楽室などに仕切りを設けて小学校分の部屋数を確保しています。そのため、エアコンが常設されていない教室があり、夏場の暑さ対策が問題とされていました。

エアコンの購入・整備を町の予算で行う場合は、手続きに時間がかかり、夏までに設置が間に合わない可能性があるという事態を受け、能登町教育委員会からセーブ・ザ・チルドレンに対して今回の⽀援依頼がありました。教育委員会の希望で、校舎を移転してからもエアコンを再利用できるよう、備え付けのものではなく、取り外して再設置が可能な、窓に取り付けるタイプのエアコンを設置する形をとりました。




2024年6月には能登町役場にて、セーブ・ザ・チルドレンに対して今回のエアコン支援に関する感謝状授与式が行われました。エアコンを設置した直後、ちょうど真夏のような暑さが続いたこともあり、町長や教育長は安堵した様子でした。
「エアコンが入ったことを子どもたちはとても喜んでいた」
「6月ですでに暑いので、夏前にエアコンを取り付けることができてよかった」
といった声を現地関係者から直接聞くことができました。
 


この支援は、能登町教育委員会に定期的なヒアリングを重ねる中でニーズがわかり、実現に至りました。既存の公的な支援制度では夏までのエアコン設置が間に合わない中、子どもたちが安心・安全に学べる環境を整備することができました。

これからも私たちは、活動の中で聞いた声をもとに支援を行なっていきます。
そして、子どもたちにとって必要な支援を必要なタイミングで、迅速に届けていきたいと思います。


<セーブ・ザ・チルドレンの2024年能登半島地震 緊急・復興支援事業> 
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