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日本/国内災害
(公開日:2025.09.02)

【活動報告】福岡県で学童防災事業を開始しました

 
セーブ・ザ・チルドレンは、福岡県における学童保育の災害に対する備えを支援するために、福岡県学童保育連絡協議会(以下、福岡連協)と連携して活動を開始しました。

放課後児童クラブ(学童保育)は、子どもの居場所として、平時はもとより災害などの緊急時においても重要な役割を果たします。それにも関わらず、防災活動や災害の備えに関しては、学校などと比較し予算がつきにくく、また設備や人手も不足し、必ずしも十分とは言えません。
そのためセーブ・ザ・チルドレンでは、学童保育での災害に対する備えを支援するため、2022年から各地域の団体や行政と連携を取りながら、防災備品の配布や研修・ワークショップの開催を行ってきました。
特に九州地方では、近年、地震や風水害の被害が大きく、過去に緊急支援を行った関わりから、佐賀県熊本県で活動してきました。

その経験をふまえて、2025年は福岡県で福岡連協と協働し、過去に豪雨で大きな影響を受けた朝倉市、うきは市、大牟田市を中心に学童防災事業を実施することとしました。
本格的な出水期を迎える前に、まずは災害時に必要となる防災備品をそろえることにしました。6月中旬、福岡連協および朝倉市、うきは市、大牟田市と連携して、3市の学童保育施設43ヶ所に大型救急箱と非常用持ち出し袋の配布を実施。各施設の子どもの人数にあわせて調整し、全体で大型救急箱113箱、非常用持ち出し袋253袋となりました。

備品を受け取った学童保育からは、以下のような声がありました。

「大型救急箱と避難用の持ちだし救急セットを頂いて、子どもたちと一緒に何が入っているか確認しました。中には避難用リュックをからって(背負って)みて『これくらいなら、からって逃げれる!』と重さを確認している子もいました。予想以上に色んな物が入っているので、時間を作って使い方など再確認をしたい思います」

「子ども達と確認しながらリュックに入れ、避難訓練では実際に子ども達が背負って逃げるということをしました。今後も備えを大切にしていきたいです」

上記の声にもある通り、これらの防災備品は、揃えるだけでなく、平時から子どもたちと一緒に中身や配置場所の確認を行ったり、避難訓練で実際に活用したりすることが大切です。
また、セーブ・ザ・チルドレンが2011年の東日本大震災後に岩手・宮城・福島の学童保育支援員に対して行ったアンケートやヒヤリングをもとに作成した『東日本大震災学童保育指導員記録集』には、次のようなコメントが記録されています。

「避難用リュックの中身のチェックは定期的に行っています。震災当日、あって助かったもの、なくて困ったものをふまえて、そろえています」

災害を経験した支援員の声から、防災備品の中に自分たちにとって必要なものを考え、あらかじめ準備しておくことの重要性もうかがえます。

今後は、福岡連協や各自治体とともに、学童保育支援員や自治体職員を対象とした研修や、子どもたちが参加する防災ワークショップなどを行う予定です。

セーブ・ザ・チルドレンは、引き続き地域の団体や自治体と連携し、学童保育の防災や災害対応能力強化の活動を行っていきます。

 

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