アドボカシー(公開日:2022.09.29)
【活動報告】ユース向けオンラインイベント:9月9日教育を攻撃から守るための国際デー「私たちの学校を攻撃しないで〜紛争下の子どもたちの声をつなごう」を実施しました
セーブ・ザ・チルドレンは、9月9日の「教育を攻撃から守るための国際デー」に、高校生や大学生などのユース世代を対象としたオンラインイベント「私たちの学校を攻撃しないで〜紛争下の子どもたちの声をつなごう」を実施しました。
当日は、以下のプログラムを通し、世界で教育が攻撃されている現状を変えるため、日本にいる私たちができることについて、ユースメンバーの2人、また鈴木憲和衆議院議員と考えました。
■当日のプログラム
鈴木憲和衆議院議員からは、イベントの中で、次のようなコメントがありました。
今日のテーマのような国際問題に、日本として真剣に向き合っていかないと世界から取り残されてしまうと感じています。私たち国会議員に、世界の問題に当たり前のこととして貢献しようよ、と言ってくれるのは若い世代の方たちです。
これらの問題に対し、変化を起こすことは非常に難しいと感じますが、少しずつ変えていくこと、声を大きくしていくことが必要ですし、学生のみなさんが取り組んでいることに勇気づけられます。日本政府は少しずつ前に進んでいますが、十分な行動をとれていないことも認識しています。「人権を守る」という世界では当たり前の認識を、日本でも当たり前にしていくため、私自身議員としての活動を進めます。
「どのような国際協力を日本として行うか」について、税金を使う場合は特に、それらの支援を行うことで、日本にとってどのようなプラスがあるのかをきちんと説明できることも必要です。そして、多くの人を巻き込みながら、説得や対話を積み重ね、変化を起こしていきましょう。
自民党の青年局長として、これからも若者世代のみなさんと対話を深めていきたいです。みなさんも、今の想いを大切にし、将来、政治家になることも含め「日本を変えていく!」という気持ちを持ち続けてください。私自身も国会議員の立場から働きかけを続けます。
当日、鈴木憲和議員との対話を行ったユースの感想は以下になります。
佐々木優子さん(上智大学院教育学専攻2年)
今回のイベントは、「教育を攻撃から守る」という重要な決意を示す国際デーを、参加者のみなさんと共有することができ、大変意義のある機会になったと思います。
参加者の方は、紛争が実際に起こっている地域から遠く離れた日本で、自分たちにできることを真剣に考えていました。みなさんの意見は、私たちユースメンバーの今後の活動にとても参考になるものですし、今後の活動に向け、気持ちを新たにすることもできました。
対話を行った鈴木議員は、自身の議員活動の難しさを例とし、あきらめずに声を上げ続けることの重要性を強調されましたが、私たちも引き続き紛争の悲惨さと教育の必要性を訴え続けたいと思います。
菊地翔さん(宇都宮大学国際学部4年)
これまで、私たちユースメンバーは、紛争下の教育や子どもの権利に関心を持ってもらえるよう、SNSでの情報発信や議員の方々との意見交換を行ってきました。今回対話を行った鈴木議員からは、私たちの活動を改めて応援するという励ましの言葉がありました。
また、政治を動かすことは多くの人の声と長い時間をかける必要があることを説明されていました。現状、私たちが訴えている「学校保護宣言*」の日本政府の賛同や、Education Cannot Wait(ECW)*への拠出については、日本の政策として反映させることができていません。
しかし、私たちはこれからも、世界の子どもの教育を守れるように働きかけを続け、より大きな声を挙げられるように活動をしていきたいと改めて思いました。
当日イベントに参加した若者世代からは、次のようなコメントがありました。
「同年代の若者が紛争に対して実際に行動を起こしているということに感銘を受けました。私は今非核のための学生団体に所属し、署名活動や政府へ提言をしながら、学校での寄付活動の立ち上げなどを行っています。若い私たちが私たちなりに考えて行動することはとても難しいことですが、小さな声が集まって大きな波になり、国に対して社会に対して何か働きかけができるよう一緒に頑張りたいと思います。」
「紛争下の国・地域で学校教育に支障が出ていること自体は知っていても、学校の軍事施設化や校舎自体に対する攻撃など、これほど多くの形で子どもたちの教育が脅かされていることは今回新たに知ったことでした。多くのユースは、主に声を上げることが異質とされるような風潮によってなかなか自分から動き出すことができない現状があるように思います。その意味では、今回のようなイベントに参加して同年代のユースの活動を知ることはそのハードルを下げてくれると思いますし、逆に自分がそれを発信することこそ紛争下の教育をはじめとする諸問題に対して周囲の意識を高めるためにできることだと感じました。」
紛争下の教育を守ることは簡単なことではありません。
しかし、私たちが起こす一つひとつの行動が、社会の変化につながると考えます。今後も、国会議員、若者世代、NGO、また現地の方などさまざまなステークホルダーと共に、変化を起こすための取り組みを行っていきたいと思います。
*学校保護宣言は、Education Cannot Waitなどについては、こちらのブログをご参照ください。
当日は、以下のプログラムを通し、世界で教育が攻撃されている現状を変えるため、日本にいる私たちができることについて、ユースメンバーの2人、また鈴木憲和衆議院議員と考えました。
■当日のプログラム
1.セーブ・ザ・チルドレン ユースチームによるオープニング
2.学校の軍事利用について知る(動画)
3.世界の紛争下の子どもたちの声を聴く(動画、英語表記)
4.学校が攻撃されるとは〜教育への攻撃の現状:セーブ・ザ・チルドレン
5.鈴木憲和衆議院議員とユースとの対話「変革を生み出すために何ができるのか?」
6.参加者からのメッセージ&コメント収集
★当日の発表資料はこちらから閲覧することができます。
鈴木憲和衆議院議員からは、イベントの中で、次のようなコメントがありました。
今日のテーマのような国際問題に、日本として真剣に向き合っていかないと世界から取り残されてしまうと感じています。私たち国会議員に、世界の問題に当たり前のこととして貢献しようよ、と言ってくれるのは若い世代の方たちです。
これらの問題に対し、変化を起こすことは非常に難しいと感じますが、少しずつ変えていくこと、声を大きくしていくことが必要ですし、学生のみなさんが取り組んでいることに勇気づけられます。日本政府は少しずつ前に進んでいますが、十分な行動をとれていないことも認識しています。「人権を守る」という世界では当たり前の認識を、日本でも当たり前にしていくため、私自身議員としての活動を進めます。
「どのような国際協力を日本として行うか」について、税金を使う場合は特に、それらの支援を行うことで、日本にとってどのようなプラスがあるのかをきちんと説明できることも必要です。そして、多くの人を巻き込みながら、説得や対話を積み重ね、変化を起こしていきましょう。
自民党の青年局長として、これからも若者世代のみなさんと対話を深めていきたいです。みなさんも、今の想いを大切にし、将来、政治家になることも含め「日本を変えていく!」という気持ちを持ち続けてください。私自身も国会議員の立場から働きかけを続けます。
当日、鈴木憲和議員との対話を行ったユースの感想は以下になります。
佐々木優子さん(上智大学院教育学専攻2年)
今回のイベントは、「教育を攻撃から守る」という重要な決意を示す国際デーを、参加者のみなさんと共有することができ、大変意義のある機会になったと思います。
参加者の方は、紛争が実際に起こっている地域から遠く離れた日本で、自分たちにできることを真剣に考えていました。みなさんの意見は、私たちユースメンバーの今後の活動にとても参考になるものですし、今後の活動に向け、気持ちを新たにすることもできました。
対話を行った鈴木議員は、自身の議員活動の難しさを例とし、あきらめずに声を上げ続けることの重要性を強調されましたが、私たちも引き続き紛争の悲惨さと教育の必要性を訴え続けたいと思います。
菊地翔さん(宇都宮大学国際学部4年)
これまで、私たちユースメンバーは、紛争下の教育や子どもの権利に関心を持ってもらえるよう、SNSでの情報発信や議員の方々との意見交換を行ってきました。今回対話を行った鈴木議員からは、私たちの活動を改めて応援するという励ましの言葉がありました。
また、政治を動かすことは多くの人の声と長い時間をかける必要があることを説明されていました。現状、私たちが訴えている「学校保護宣言*」の日本政府の賛同や、Education Cannot Wait(ECW)*への拠出については、日本の政策として反映させることができていません。
しかし、私たちはこれからも、世界の子どもの教育を守れるように働きかけを続け、より大きな声を挙げられるように活動をしていきたいと改めて思いました。
当日イベントに参加した若者世代からは、次のようなコメントがありました。
「同年代の若者が紛争に対して実際に行動を起こしているということに感銘を受けました。私は今非核のための学生団体に所属し、署名活動や政府へ提言をしながら、学校での寄付活動の立ち上げなどを行っています。若い私たちが私たちなりに考えて行動することはとても難しいことですが、小さな声が集まって大きな波になり、国に対して社会に対して何か働きかけができるよう一緒に頑張りたいと思います。」
「紛争下の国・地域で学校教育に支障が出ていること自体は知っていても、学校の軍事施設化や校舎自体に対する攻撃など、これほど多くの形で子どもたちの教育が脅かされていることは今回新たに知ったことでした。多くのユースは、主に声を上げることが異質とされるような風潮によってなかなか自分から動き出すことができない現状があるように思います。その意味では、今回のようなイベントに参加して同年代のユースの活動を知ることはそのハードルを下げてくれると思いますし、逆に自分がそれを発信することこそ紛争下の教育をはじめとする諸問題に対して周囲の意識を高めるためにできることだと感じました。」
紛争下の教育を守ることは簡単なことではありません。
しかし、私たちが起こす一つひとつの行動が、社会の変化につながると考えます。今後も、国会議員、若者世代、NGO、また現地の方などさまざまなステークホルダーと共に、変化を起こすための取り組みを行っていきたいと思います。
*学校保護宣言は、Education Cannot Waitなどについては、こちらのブログをご参照ください。