アドボカシー(公開日:2012.08.09)
ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネル発足に対するセーブ・ザ・チルドレンの見解(2012.8.21)
7月31日(NY時間)、潘基文国連事務総長より、2015年以降に国連ミレニアム開発目標(MDGs)を継ぐ「ポスト2015年開発目標」について検討および議論するハイレベルパネル(諮問委員会)のメンバーが発表され、日本からは菅前内閣総理大臣がパネルメンバーに選出されました。
セーブ・ザ・チルドレンは、このハイレベルパネルを、開発の将来を形づくり、未来の世代のためにより良い世界を作るための重要な機会として捉えています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、菅前内閣総理大臣に対し要望書を提出し、ハイレベルパネルは以下の点に取り組む必要があると訴えました。
また、ポスト2015年開発目標に向けた包括的かつ統合的なプロセスを確立するために、ハイレベルパネルは、持続可能な開発目標を検討するために設立された「ポストリオ+20国連作業部会」とも共働することが重要です。
さらに、現行のミレニアム開発目標の達成は、次の目標構築と同様に重要です。国際社会が引き続きミレニアム開発目標の達成に向けて尽力することが、将来の開発枠組みがいかに政治的インパクトをもたらすかにもつながります。
セーブ・ザ・チルドレンは、このハイレベルパネルを、開発の将来を形づくり、未来の世代のためにより良い世界を作るための重要な機会として捉えています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、菅前内閣総理大臣に対し要望書を提出し、ハイレベルパネルは以下の点に取り組む必要があると訴えました。
- 計測可能な目標、人間開発へのフォーカスなど、ミレニアム開発目標の優れた部分を継承しつつ、現行目標から抜け落ちた主要な課題を集約すること。
- 世界で拡がる格差の問題に取り組み、特に最も貧しく脆弱な人々の貧困と開発の課題にも対応する枠組みを構築すること。
- 具体的な行動を伴わない原則論に陥ることなく、国際的コンセンサスを構築すること。
- 目標構築のプロセスにおいて多様なステークホルダー、特に最も大きな影響を受ける子どもたちや貧しい人々の声を反映されるよう、市民社会に公開されたプロセスを経る必要があり、また、目標にもこうした人々への説明責任のメカニズムを加えること。
また、ポスト2015年開発目標に向けた包括的かつ統合的なプロセスを確立するために、ハイレベルパネルは、持続可能な開発目標を検討するために設立された「ポストリオ+20国連作業部会」とも共働することが重要です。
さらに、現行のミレニアム開発目標の達成は、次の目標構築と同様に重要です。国際社会が引き続きミレニアム開発目標の達成に向けて尽力することが、将来の開発枠組みがいかに政治的インパクトをもたらすかにもつながります。