アドボカシー(公開日:2013.06.09)
「成長のための栄養サミット」に対するセーブ・ザ・チルドレンの見解(2013.06.09)
6月8日にロンドンで開催された「成長のための栄養サミット」では、政府、民間セクター、財団、NGOにより栄養改善のための直接介入に総計41億ドルがコミットされました。セーブ・ザ・チルドレンも、6億7,500万ドルをコミットしました。さらに、既存の農業・社会保護プロジェクトに栄養改善のアプローチを取り入れるため、190億ドルがコミットされました。
「成長のための栄養サミット」は、世界中の子どもたちの主要な死亡原因である栄養不良への取り組みの転換点となりました。今回の約束が履行されれば、2020年までに約200万人の子どもたちを救う歴史的な快挙をもたらすことができます。明確な政治的なリーダーシップのもと、G8開始前のこのタイミングでこうしたコミットメントが示されたことは意義深いことです。
私たちは、約束に伴い資金拠出が行われるよう、引き続き働きかけを続けます。ランセット誌が最近発表した研究によると、子どもの死亡の約半数が栄養不良を要因とすることが報告されています。にもかかわらず、これまで栄養不良の課題は見過ごされ、国際社会の援助のわずか0.4%しか配分されてきませんでした。お腹を空かせた子どもたちを、これ以上待たせることはできません。