アドボカシー(公開日:2013.05.22)
TICAD V公式サイドイベントのお知らせ:ノーベル平和賞受賞者 サーリーフ・リベリア共和国大統領が基調講演を行います!(2013.05.22)
ノーベル平和賞受賞者サーリーフ・リベリア共和国大統領が基調講演!
5月31日(金)TICAD V公式サイドイベント
「包摂的成長と不平等の克服?ポスト2015年開発枠組みへのTICAD Vの貢献」
第5回アフリカ開発会議(TICAD V)が、2013年6月1日(土)から3日(月)まで横浜で開催されます。
動く→動かす、国際協力NGOセンター(JANIC)、オックスファム・ジャパン、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、TICAD ?公式サイドイベントとして、「包摂的成長と不平等の克服?ポスト2015年開発枠組みへのTICAD Vの貢献」を開催します。
本イベントでは、アフリカの急速な経済成長に注目が集まる中、経済発展の利益が最も脆弱で貧しい人々にも還元される「包摂的成長」を実現するために望ましい政策と、TICAD Vのポスト2015年開発枠組みへの貢献の可能性を問います。
【日 時】 2013年5月31日(金)13:00-14:30
【会 場】 パシフィコ横浜アネックスホール B会場(F201)
(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
【交 通】 横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅より徒歩3分
JR/横浜市営地下鉄「桜木町」駅より徒歩12分
【申込期間】 2013年5月29日(水)
【申し込み方法】 以下のフォームに必要事項をご記入ください。
https://www.janic.org/aform018.php
【プログラム】 *日英同時通訳あり
開会挨拶
津山直子 (動く→動かす代表)
基調講演
エレン・ジョンソン=サーリーフ氏 (リベリア共和国大統領)
コメント
香川剛廣氏(大臣官房地球規模課題審議官)
アフリカ連合委員会 代表者(※調整中)
ペドロ・コンセイソン氏(国連開発計画アフリカ局チーフエコノミスト 兼戦略・アドバイザリーユニット)
世界銀行 代表者(※調整中)
デズィレ・アソグバヴィ氏(オックスファム対アフリカ連合連絡事務所長)
大橋正明(JANIC理事長)
質疑応答
【主催】
動く→動かす、(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)、 (特活)オックスファム・ジャパン、(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
【お問い合わせ先】
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
TEL:03-6859-6867 MAIL:horie@savechildren.or.jp(堀江)
開催主旨
ここ数十年のアフリカにおける成長と発展には、国連ミレニアム開発目標(MDGs)及びTICADプロセスの貢献も大きい一方、最も脆弱な立場にいる貧しい人々が経済発展に参加できず、国内格差が拡大する傾向、またMDGsの指標が後退する傾向も見られる。
TICAD Vが3つの柱として掲げる、「強固で持続可能な経済」、「包摂的で強靭な社会」、そして「平和と安定」。アフリカの急速な経済成長に注目が集まり、TICADの議論も民間セクターの投資とそのための環境整備による経済成長の促進に軸足が置かれる中、アフリカが過去の途上国の「経済成長の失敗」を繰り返さずに、真に人々のための発展を勝ち取ることができるかが問われる。
とりわけ、多くの人が制度的、政治的、社会的な差別によって経済発展のプロセスから排除され、またそのコスト負担を強いられることで、成長が格差の拡大につながり、社会を不安定化させるリスクをどのように回避すべきか。人々の権利が保障され、経済発展の利益が最も脆弱な立場にいる貧しい人々へ還元されるような「包摂的成長」を実現できる望ましい政策とはどうあるべきか――TICAD Vの成果文書である横浜宣言および横浜行動計画は、この問いに答えを出すことができるのだろうか。
さらに現在、「ポスト2015年開発目標」に関する議論が活発化し、2013年9月の国連MDGs特別イベントでは政府間交渉の基盤となる国連事務総長の報告書が発表される予定である。この議論の中でも「包摂的成長」や「不平等」はキーワードとして浮上しているが、この策定をめぐる国際的議論に対し、TICAD Vはいかに貢献ができるのか。
本セミナーでは、「ポスト2015年開発目標に関するハイレベルパネル」の共同議長を務めるエレン・ジョンソン=サーリーフ大統領をはじめ、アフリカの開発と「ポスト2015年開発枠組み」の議論に造詣の深い登壇者をお招きし、これらの課題への具体的な対応策の提起を試みたい。