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アドボカシー
(公開日:2020.02.19)

【SWOCユースチーム】ユースチームが主体となり、紛争下の教育について社会人と大学生がともに考えるワークショップを実施

 
2019年よりセーブ・ザ・チルドレンがグローバルに展開しているキャンペーン「STOP THE WAR ON CHILDREN(SWOC)紛争下の子どもを守ろう*1」を国内で推進するため、昨年11月にSWOC(スウォック)ユースチームを発足しました。

遠くの世界で起きている紛争について、日本に暮らす多くの人たち、特に若い世代が知り、理解を深め、自分にできることを考え、行動を起こすことは、紛争下の子どもたちを守る一歩となります。
今年2月、そのSWOCユースチームが主体となって企画立案や準備を進めたワークショップが、東京都内で開催されました。紛争下の子どもに対し、それぞれの想いを持つメンバーが、「紛争下の教育をテーマとしたい」「社会人と大学生が対話できる場を持ちたい」などの意見を出しあい、今回のワークショップのタイトルは、「大学生×社会人 考えよう 紛争下の教育のためにわたしたちができること」となりました。


当日は、紛争や世界の問題、子どもの課題に関心の高い大学生24人、またNGOや開発コンサルティング企業などに勤務する社会人など11人、計35人が参加し、ユースメンバーからの発表*2やグループディスカッションなどを通して、イエメンやウガンダの子どもたちの状況、またそれに対する国際社会の取り組みについて理解を深めたり、紛争下の子どもたちを守るために何ができるのかなどについて活発な意見交換を行いました。


ワークショップ後のアンケートでは、参加者の約80%が「とてもよかった」と回答。特に参加者自身が議論に参加するグループディスカッションに対する満足度が高く、参加者からは、「1つのことを掘り下げると、ここまで深まるのかと議論の大切さを知り、驚いた」、「考えていくうちさまざまな目線と経験から自分は何ができるのかを考えることが、とても深かったです」などの声を聞くことができました。

<ワークショップを担当したユースからのコメント>
この20年間で初めて、何かを企画して人を集めて実行して片付けまでする、といった大きな責任を持つイベントを開催しました。とてもとても、いい経験だったと思います。今回の企画の目玉ポイントは、「大学生×社会人」。本番後、参加者の多くが、「社会人と話す機会が持ててよかった」「学生が意欲的で話せてよかった」と、とても高い評価をして下さって、本当にやった甲斐があったと、満足感で一杯になりました。参加された学生は、みなさんとっても熱心に、激しく、クリエイティブに議論をしていたのが、とてもとても印象的でした。それと同時に、今後の勉強のためのインスピレーションを受けたし、モチベーションにも繋がりました。
(東京大学教養学部3年*3 G.Y)

今回のワークショップは、紛争下の子どもたちに関する問題を自分事として捉え、行動を起こすきっかけにしてもらう、ということが大きな目的のひとつでした。後日、参加してくださった学生の中から数名がユースチームに参加したいと手を挙げてくださいました。日本に住む私たちには紛争下の子どもたちは遠い存在かもしれませんが、こうして一歩、行動に踏み出してくれた若者が生まれたことをとても嬉しく思います。今後もこのような活動を通して輪が広がるよう活動していきたいと思います。
(慶応義塾大学法学部法律学科4年 I.A)

私は大学の学びの中で、紛争のない平和な世の中を作るために、教育を通じて子どもたちが楽しく健やかに過ごせるようにすることが欠かせないと思うようになりました。このワークショップで、その思いを多くの学生と分かち合うことができ、また、実際に海外で教育支援に関わった方々のお話を伺うことで、自分の思いを確かなものにすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。これから、このワークショップで議論したわたしたちにできることを参加者のみなさまと手をとりあって実行に移していきたいです。
(創価大学国際教養学部4年 S.Y)

私は紛争下で暮らす子どもたちの支援に関心があり、大学生の間に「なにか貢献したい」と思い活動に参加しました。本ワークショップを計画するにあたり、同じ志を持ったユースチームのメンバーとさまざまな意見交換を行い、大学の講義では学ぶことができない知識を得ることができました。ワークショップでは、実際にフィールドで働いている専門家の方と学生が一緒になって「紛争下の子どもたち」について考え、最後に、多くの学生の方から「紛争下の子どもが抱える問題、状況を身近に感じることができ、何か貢献したい」というコメントをいただいたときには、この活動のやりがいを感じました。
(中央大学経済学部卒業 H.R)

*1 「STOP THE WAR ON CHILDREN(SWOC)紛争下の子どもを守ろう」に関連する報告書などはこちら
*2 ユースメンバーからの発表資料はこちら
*3 ユースメンバーの所属・学年は、2020年2月時点のものとなります。

 

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