アドボカシー(公開日:2022.04.11)
【活動報告】セーブ・ザ・チルドレンのユースチームが「紛争下の教育を攻撃から守る」写真展&ワークショップを開催しましたーセーブ・ザ・チルドレン ユースチーム vol.11
「紛争下の子どもと教育を守ること」をテーマに、国会議員などに働きかけを行う提言活動や、紛争下の教育の状況についてより多くの方に理解してもらうための啓発活動を行うセーブ・ザ・チルドレンのユースチームは、2022年3月30日、「紛争下の教育を攻撃から守る」写真展&ワークショップを開催しました。
今回のイベントは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン東京事務所の会場とオンラインからの参加が可能で、国内外から40人以上が参加し、紛争下の教育に対し、私たちができることについて考える機会となりました。
【このイベントを企画するに至った背景】
紛争下で起きていることを知り、それに対し日本に暮らす私たちができることを考えることは、想像力を働かせても難しい場合があります。しかし、写真に映る子どもたちの表情や彼らのコメントを見たり、それらについて意見交換をすることは、自分たちにできることを考えたり、アクションにつながるきっかけになったりするとの思いから、今回のイベントを企画しました。
【ワークショップの様子】
ユースがファシリテーターを務めたワークショップでは、パレスチナ自治区の子どもたちのケースストーリーを読み、紛争地域で起きている問題や、それに対し日本にいる私たちに何ができるのかを参加者とともに考えました。
今回のワークショップで使用したケースストーリーには、日常生活を送るうえで必要な服や食料が十分に無く、学校まで片道徒歩2時間かけて通わなければならない女の子のストーリーや、小さい頃から爆撃音とともに暮らし、花火の音でも攻撃音を連想してしまう男の子のストーリーが含まれています。ストーリーを読んだ後、参加者は「怖い」「かわいそう」「悲しい」「もっと知りたい」などの率直な気持ちを共有しました。
紛争地域で起きている問題点として、参加者からは、「学ぶ権利が間接的に脅かされていること」、「子どもたちが生活しているすぐ近くの場所にロケットが落ちること」、「心理的なダメージを受けていること」、「夢、将来が奪われていること」などが取り上げられました。
これらの問題点に対し、日本にいる私たちにできることとして、「まずは関心を持って現状を知ること」、「SNSや友だちとの会話を通して問題を広めること」、「紛争下のユースと連帯し自分たちに何ができるか考えること」、「政府に対して働きかけること」、「寄付を通して経済的に支援すること」などが大事なのではないかといった意見が共有されました。
【参加者からのコメント】
今回のイベントに参加してくださった皆さんからは以下のようなコメントがありました。
「メディアでは届かない紛争下の子どもたちの想いが伝わり、参加してよかった。」
「紛争によって影響を受けた人々の現状がより具体的に見えた。」
ニュース報道でも取り上げられた当日のワークショップの様子
今回のイベントは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン東京事務所の会場とオンラインからの参加が可能で、国内外から40人以上が参加し、紛争下の教育に対し、私たちができることについて考える機会となりました。
【このイベントを企画するに至った背景】
紛争下で起きていることを知り、それに対し日本に暮らす私たちができることを考えることは、想像力を働かせても難しい場合があります。しかし、写真に映る子どもたちの表情や彼らのコメントを見たり、それらについて意見交換をすることは、自分たちにできることを考えたり、アクションにつながるきっかけになったりするとの思いから、今回のイベントを企画しました。
【ワークショップの様子】
ユースがファシリテーターを務めたワークショップでは、パレスチナ自治区の子どもたちのケースストーリーを読み、紛争地域で起きている問題や、それに対し日本にいる私たちに何ができるのかを参加者とともに考えました。
今回のワークショップで使用したケースストーリーには、日常生活を送るうえで必要な服や食料が十分に無く、学校まで片道徒歩2時間かけて通わなければならない女の子のストーリーや、小さい頃から爆撃音とともに暮らし、花火の音でも攻撃音を連想してしまう男の子のストーリーが含まれています。ストーリーを読んだ後、参加者は「怖い」「かわいそう」「悲しい」「もっと知りたい」などの率直な気持ちを共有しました。
紛争地域で起きている問題点として、参加者からは、「学ぶ権利が間接的に脅かされていること」、「子どもたちが生活しているすぐ近くの場所にロケットが落ちること」、「心理的なダメージを受けていること」、「夢、将来が奪われていること」などが取り上げられました。
これらの問題点に対し、日本にいる私たちにできることとして、「まずは関心を持って現状を知ること」、「SNSや友だちとの会話を通して問題を広めること」、「紛争下のユースと連帯し自分たちに何ができるか考えること」、「政府に対して働きかけること」、「寄付を通して経済的に支援すること」などが大事なのではないかといった意見が共有されました。
【参加者からのコメント】
今回のイベントに参加してくださった皆さんからは以下のようなコメントがありました。
「メディアでは届かない紛争下の子どもたちの想いが伝わり、参加してよかった。」
「紛争によって影響を受けた人々の現状がより具体的に見えた。」
「このような問題について話す機会はなかなかないので、また同じようなワークショップがあれば参加したい。」
企画運営に携わったユースチームメンバー
【企画運営に携わったユースチームメンバーからのコメント】
今回のパネル展とワークショップは、会場とオンラインの2つの形式で実施したため、年齢や職業、暮らす地域を問わず、多くの方と紛争下の子どもたちについて学び、意見交換を行うことができました。このイベントが参加したすべての方にとって、紛争下の子どもの状況を知る一歩となったり、学んだり、周囲の人に広めたいと思うきっかけになったりしていたらうれしいです。
(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンユースチーム 立教大学4年 杤原里佳子)
イベントにたくさんの方に足を運んでもらい、紛争下の子どもたちの問題について知るきっかけとなったり、参加者の方の意見を聞くことができたりと、ユースチームメンバーにとっても有意義な時間を過ごせたことに感謝の気持ちでいっぱいです。イベントでご縁ができた方々の思いを受け、私たちユースチームの活動をさらに充実させて、厳しい戦禍の中で生き抜く子どもたちを守りたいと固く決意しました。
(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンユースチーム 上智大学院2年 佐々木優子)
【活動報告執筆者からの後記】
現在ウクライナでは日々犠牲者が増え、本来保護されるべき学校も破壊され、本来子どもたちは経験してはならない生活を強いられています。イベント参加者の中には、ウクライナ情勢の報道を見て、紛争下の子どもたちのことをもっと知りたい・学びたいという思いを持ち参加された方もいました。ワークショップで取り上げたパレスチナ自治区の子どもたちのケースにとどまらず、写真を通してアフガニスタン、ウガンダ、シリアなど紛争の影響を受けながら生きる子どもたちの現状をお伝えしました。このように長い月日を経てもいまだ人々が苦しんでいる国々、そしてウクライナで何が起きているのかに継続的に注目し、問題は何か、そして私たちにできることは何かを考え続けていく必要があると強く思いました。今後も紛争下の子どもたち・ユースと連帯して行動し、社会に問題を訴えかけていきたいです。
(執筆:セーブ・ザ・チルドレン ユースチーム 国際基督教大学3年 朝倉凜花)
【ユースメンバーが発信を行うインスタグラム”Will for Children”もぜひご覧ください】
今回のパネル展とワークショップは、会場とオンラインの2つの形式で実施したため、年齢や職業、暮らす地域を問わず、多くの方と紛争下の子どもたちについて学び、意見交換を行うことができました。このイベントが参加したすべての方にとって、紛争下の子どもの状況を知る一歩となったり、学んだり、周囲の人に広めたいと思うきっかけになったりしていたらうれしいです。
(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンユースチーム 立教大学4年 杤原里佳子)
イベントにたくさんの方に足を運んでもらい、紛争下の子どもたちの問題について知るきっかけとなったり、参加者の方の意見を聞くことができたりと、ユースチームメンバーにとっても有意義な時間を過ごせたことに感謝の気持ちでいっぱいです。イベントでご縁ができた方々の思いを受け、私たちユースチームの活動をさらに充実させて、厳しい戦禍の中で生き抜く子どもたちを守りたいと固く決意しました。
(セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンユースチーム 上智大学院2年 佐々木優子)
【活動報告執筆者からの後記】
現在ウクライナでは日々犠牲者が増え、本来保護されるべき学校も破壊され、本来子どもたちは経験してはならない生活を強いられています。イベント参加者の中には、ウクライナ情勢の報道を見て、紛争下の子どもたちのことをもっと知りたい・学びたいという思いを持ち参加された方もいました。ワークショップで取り上げたパレスチナ自治区の子どもたちのケースにとどまらず、写真を通してアフガニスタン、ウガンダ、シリアなど紛争の影響を受けながら生きる子どもたちの現状をお伝えしました。このように長い月日を経てもいまだ人々が苦しんでいる国々、そしてウクライナで何が起きているのかに継続的に注目し、問題は何か、そして私たちにできることは何かを考え続けていく必要があると強く思いました。今後も紛争下の子どもたち・ユースと連帯して行動し、社会に問題を訴えかけていきたいです。
(執筆:セーブ・ザ・チルドレン ユースチーム 国際基督教大学3年 朝倉凜花)
【ユースメンバーが発信を行うインスタグラム”Will for Children”もぜひご覧ください】