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アドボカシー
(公開日:2018.04.06)

「子どものための2030アジェンダ:暴力撤廃ソリューションズ・サミット」にて、日本政府がコミットメントを表明

 




参加報告会のご案内はページ下方にございます

2018年2月14日と15日に、スウェーデンの首都ストックホルムで、「子どものための2030アジェンダ:暴力撤廃ソリューションズ・サミット」が、スウェーデン政府と「子どもに対する暴力撤廃のためのグローバル・パートナーシップ(Global Partnership to End Violence Against Children)」、「オンラインの子どもの性的搾取撲滅のためのWePROTECT世界連携(WePROTECT GlobalAlliance – End Child Sexual Exploitation Online)」により共催されました。


このサミットは、持続可能な開発目標(SDGs)のターゲット16.2「子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撤廃する」の達成を推進することを目的とし、世界67ヶ国から政府の代表や市民社会、企業などの関係者386人が参加し、子どもにとって安全な環境の推進、家庭や学校での体罰に関する議論、インターネット上での暴力や虐待からの子どもの保護、紛争など危機的状況における子どもの保護などについて議論が交わされました。

また、このサミットの主役である子どもや若者も参加しました。タンザニア出身のRaphaelさん(17歳)が、「暴力がある世界で生きることは、本当の意味で生きているとは言えない」と宣言するとともに、教師を含む大人たちからの暴力・体罰への抗議や、暴力撤廃に向けた活動を推進することの重要性を子どもたち自らが発信し、子どもに対する暴力がゼロになる世界の実現が強く訴えられました。
※子どもたちの発言の詳細については、こちらをご確認ください。

サミットの中で日本政府は、「パスファインディング国」になること、子どもに対する暴力撤廃基金に対する600万ドル(およそ6億4,000万円)の資金拠出をすること、そして、子どもに対する暴力撤廃のためのグローバル・パートナーシップの理事会に日本の外務大臣をメンバー入りさせることの3点を表明しました。


パスファインディング国とは、子どもに対する暴力撤廃にコミット(約束)する国のことです。パスファインディング国になると、子どもに対する暴力をなくすための3年から5年間の集中した取り組みが求められます。具体的には、さまざまなステークホルダーとともに意見交換を行うプラットフォームの設立や国家計画の策定、データ整備などが求められます。


(日本政府へのアドボカシーをともに行ってきた国内のパートナー)


今回の日本政府のパスファインディング国入りの表明は、セーブ・ザ・チルドレンを含む子ども支援団体等による国内でのアドボカシー活動の積み重ねによる成果だといえます。今後、子どもに対する暴力をなくすための具体的な取り組みがさらに進むよう、私たちは引き続き政府に働きかけていきます。



子どもに対する暴力撤廃に向けて
『子どものための2030アジェンダ:ソリューションズ・サミット』
参加報告会

日時:2018年4月27日(金)14:00〜16:00
会場:ユニセフハウス 東京都港区高輪4-6-12
参加費:無料(お申込み先着100名様)
参加申し込み:https://goo.gl/EaEGTd
プログラムの詳細はこちらからご覧ください

 

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