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アドボカシー
(公開日:2010.06.01)

子どもの権利委員会の本審査を終えて(2010.06.01)

 

 Palais Wilsonからのぞむレマン湖ジュネーブより帰国しました。

日本政府団と子どもの権利委員会が、国連「子どもの権利条約」の視点から日本の子どもたちについて質疑応答を交わす「本審査」の1日目を終え、28日も無事に終了しました。  

 《会場から望むレマン湖》

 

■ 国連子どもの権利委員へ情報提供をしました

セーブ・ザ・チルドレンは、児童ポルノの問題、子どもの貧困の問題、日本の政府開発援助(ODA)における国際協力の在り方における問題に関し、日本の状況について情報提供を行いました。

■ 本審査におけるわたしたちの役割

日本政府団の役割は、前回の2001年の政府報告書の提出以来、どのような政策を通して、子どもの権利の実現に向けた改善に務めてきたかを委員会へ報告することです。

それらの報告内容に関し、わたしたちが委員へ情報提供活動を行うことは、NGO/市民社会の大切な使命です。世界各国の子どもたちの状況を日々審査をする委員らに、「日本でいまなにが問題となっているか?」という点に関し、市民の目からみた現状に関する声を直接届けることができるためです。

■ 今後の流れ

6月中旬には、国連から正式に日本政府の報告に関する「最終見解」が出されます。この中で、委員会は「いまの日本の子どもたちに関する懸念」や「日本政府への勧告」などを明記します。

これらの国際社会からのメッセージを活用しながら、セーブ・ザ・チルドレンは、今後も政府への働きかけを行っていく予定です。

(報告:森田明彦、森郁子)

※2日にわたる審査の内容に関しては、国連からプレスリリース(英文)が出ています。  



 

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