アドボカシー(公開日:2014.08.18)
国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成期限まであと500日!(2014.08.18)
8月18日で、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限まで残り500日となりました。MDGsは、極度の貧困の半減やすべての子どもへの初等教育の普及、乳幼児死亡率の削減など、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げています。
その中でも、セーブ・ザ・チルドレンは、2015年までに5歳未満児死亡率を1990年の3分の1(約400万人)まで削減するという4番目の目標(MDG4)への取り組みの重要性を強調しています。
今日まで、世界はMDGs達成にむけて大きく前進してきました。しかし、いまだに毎日18,000人の子どもが予防可能な原因で亡くなっています。また、5歳の誕生日を迎える前に亡くなる子どものうち44%が新生児であることが明らかになっており、年間100万人の新生児が生まれたその日に亡くなっています。国際社会が至急この新生児死亡の問題に取り組まない限り、乳幼児死亡率削減のスピードは減速してしまいます。このままでは、すべての予防可能な子どもの死を根絶する世代になるという私たちの目標達成は望めません。
私たちは新生児死亡を止めることが出来ます。なぜなら、こうした死の多くは、訓練された助産師の手助けや、ヘルスワーカーの健康指導などによって防げるものだからです。毎日、10万人以上の女性が専門的な介助なしに出産しており、また、年間200万人がたった一人で出産しています。また、120万人の赤ちゃんが分娩中に亡くなっていることも明らかになっています。死産を減らし、赤ちゃんとお母さんの健康を守るため、出産前後のケアへの投資が必要です。
さらに、このような必要な保健医療サービスに誰もがアクセスできるようになることが重要です。最も貧しく、社会から取り残された家族や、遠隔地に住む家族も等しくサービスを受けられるようになって、初めて乳幼児死亡率の削減が達成されるでしょう。
セーブ・ザ・チルドレンは、MDG4を達成し、すべての予防可能な乳幼児の死を根絶するため、活動をさらに加速化させていきます。