12月12日は、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・デー（UHCデー）」。誰もが、どこでも、お金に困ることなく、必要な質の良い保健・医療サービスを受けられる状態を作るよう、世界に呼びかける日です。 （UHC特設サイトへ）

「健康への権利」は、すべての人が持つ基本的な人権です。しかし、未だにあまりにも多くの子どもたちが、最低限の保健・医療サービスを受けることができていません。昨年、国連で採択された2030年までの世界の目標、「持続可能な開発目標」（SDGs）には、すべての人が医療費の支払いにより貧困に陥ることなく、基礎的なサービスを受けられるようにすることが掲げられています。すべての政府は、誰一人取り残すことなく、健康への権利を享受できるようにする責任を負っているのです。ぜひUHCデーの拡散に、ご協力をお願いいたします！


黄熱病の予防接種を受ける1歳の子ども。
今年、コンゴ民主共和国で過去30年で最大規模の流行となった黄熱。黄熱は、蚊を媒介として感染する急性ウイルス性の出血性疾患で、感染末期には、目や耳、鼻からの出血、多臓器不全、黄熱の名前の由来となった皮膚や目が黄色くなる黄疸の症状などがあらわれます。セーブ・ザ・チルドレンは、コンゴの保健省のワクチン接種キャンペーンに協力しています。