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アドボカシー
(公開日:2019.12.04)

高まる「東京栄養サミット2020」への期待。「栄養への取り組み拡充ムーブメント(Scaling Up Nutrition Movement)」世界会議報告

 
2019年11月4日から7日の4日間、ネパールの首都カトマンズに65の国や地域から栄養に関わるさまざまなステーク・ホルダー約1,200人が集結し、Scaling Up Nutrition(SUN)Movementの年次会合が開催されました。


ゲルダ・フェルブァーグSUN事務局長より、カトマンズ宣言を授与する駐ネパール日本大使

各国政府関係者や議員、国際機関、NGO、ユース、ビジネス、研究者など、多様なアクターが参加した本会議では、SUNメンバー国の活動成果や今後の戦略が話し合われたほか、ジェンダー、データの活用、予算分析、複数セクターの連携など、栄養を取り巻くさまざまなテーマに関するワークショップが実施されました。

また、アミーナ・モハメッド国連副事務総長がビデオ・メッセージで、「東京栄養サミットは、世界がどのように栄養の取り組みを加速させていくか議論する歴史的な機会になる」と発言するなど、来年東京での開催を控えた「成長のための東京栄養サミット2020」に対する、国際社会からの大きな期待が伺えました。


ワークショップの様子




プレゼンテーションを行う国際保健政策室鷲見室長



東京栄養サミットに関しては、多様なアクターがどのように栄養不良改善に向けて参画すべきかをまとめた、「コミットメント・ガイド」案が日本外務省より発表されました。




4日間の会議を終えた閉会セレモニーでは、本会議の成果をまとめた「カトマンズ宣言」が駐ネパール西郷正道特命全権大使に授与されました。西郷大使は、「カトマンズから東京へ、栄養改善への取り組みのムーブメントを是非日本として引き継ぎたい」と来年のサミットに向けて力強いメッセージを述べました。


SUN会合全体会議の様子


国内外のネットワークとの連携のもと、セーブ・ザ・チルドレンは引き続き国際栄養改善へのアドボカシーに取り組んでいきます。





SUN Movementについて


SUN (ScalingUp Nutrition) Movementは、政府、市民社会、国際機関、援助機関、ビジネス、アカデミアが参画し、途上国の栄養不良の解決に取り組む世界的なムーブメント。2010年に日本、カナダ、米国、世界銀行などの支援でスタートし、現在世界61カ国が参加。栄養不良の高負担国への支援や、ユース・エンゲージメント(若者参加)も積極的に実施。

(アドボカシー室 大沼)








 

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