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アドボカシー
(公開日:2019.12.18)

「東京栄養サミット2020」−世界の子どもたちの栄養改善に向けて−

 
2020年12月中旬、日本政府主催で「Tokyo Nutrition for Growth Summit 2020 /東京栄養サミット2020 (仮訳)」が開催されます。



世界では8億2,100万人、およそ9人に1人が飢餓に苦しみ、5歳未満で亡くなる子どもの死因の45%が栄養不良に関連します。また、先進国・途上国の両方で肥満と栄養不足の「2重負荷」がすすみ、世界経済全体に約3兆5,000億USドル(およそ383兆円)の損失をもたらしています。

深刻な栄養不良問題を背景に、2013年にロンドンで最初に開催された「栄養サミット」では、政府や国際機関、財団、民間セクター、NGOから230億USドル(およそ2兆5千億円)以上の資金拠出が表明され、2,000万人の子どもたちの発育阻害を予防することが約束されました。栄養サミットの開催国は、オリンピック・パラリンピック開催国が担い、イギリスからブラジル、そして日本へと受け継がれています。

国内外のさまざまなステークホルダーが関わる東京栄養サミット2020は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、食料システム、脆弱国および紛争下における支援、の3本柱を軸に、各国政府とその他ステークホルダーがあらゆる形態の栄養不良をなくすための資金拠出や支援を表明する機会として捉えられており、ここに企業の参画も期待されています。

すべてのステークホルダーに対して栄養改善への野心的でSMART(Specific-具体的, Measurable-計測可能, Achievable-達成可能, Relevant-適切, Time-bound-期限が明確)なコミットメントが求められるほか、企業が世界保健機関(WHO)の母乳代替品の販売促進に関する国際基準を順守したり、不健康な食生活につながる食品の製造や販売促進活動を抑制することなども含め、責任ある関与を行うためのエンゲージメント原則が2019年12月中に発表される予定です。

東京栄養サミット2020に向けて、セーブ・ザ・チルドレンは世界の栄養改善に向けた働きかけを行っていきます。

 

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