日本(公開日:2021.12.21)
子どもアンケートに答(こた)えてくれたみなさんへ:結果発表&政府(せいふ)や国会議員(ぎいん)に結果を届けました
今、日本では、子どものための新しい省庁(しょうちょう)や法律(ほうりつ)をつくる取り組みが進められています。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが考えていることを知って、子どもの声を取り入れた政策(せいさく)になるように働(はたら)きかけたいと思いました。そこで、「子どもアンケート〜国による子どものための新しい取り組み〜」をしました。さらに、その結果を政府(せいふ)の人や国会議員(ぎいん)に伝えるイベントを行いました。
アンケートには、18歳(さい)までの子ども2,984人が答えてくれました。
みなさん、ありがとうございました!
<アンケートでわかったこと>
●身近なことで、困(こま)っていることや心配なことはなんですか?
1番多かったのは「進学や受験(じゅけん)、就職(しゅうしょく)といった将来のこと」39.9%(およそ2〜3人に1人)でした。
次に多いのは「お金のこと」28.2%、「授業(じゅぎょう)など勉強のこと」28.1%(およそ4人に1人)でした。
●国がつくろうとしている子どものための新しい省庁(しょうちょう)や法律(ほうりつ)についてどう思いますか?
およそ2人に1人が 「とても期待する・期待する」(46.1%)
およそ3人に1人 が「あまり期待しない・まったく期待しない」 (32.6%)
と答えました。
子どもたちの具体的な声〜期待する理由
- 子どもは後回しにされがちだけど、私たち子どもにも焦点(しょうてん)があたってうれしい(16歳)
- 子どもに特化(とっか)した省庁(しょうちょう)ができることで、虐待(ぎゃくたい)やいじめ、学校に行けないなどの問題が解決(かいけつ)されるのではないかと思う(17歳)
- 自分が意見を出せるかもと思った(15歳)
子どもたちの具体的な声〜期待しない理由
- 政府の人たちが子どもの意見を聞かずに大人の意見だけで日本を動かしている(12歳)
- 変わる前に大人になってしまうと思うから(14歳)
●政治家(せいじか)に意見を言いやすいと思いますか?
およそ10人に7人 「あまりそう思わない・まったくそう思わない」(69.4%)
およそ10人に1人 「とてもそう思う・そう思う」 (7.2%)
と答え、多くの子どもたちが政治家に意見を言いにくいと答えました。
その理由については、「意見を言う機会がない」(48.5%)「意見を言っても何も変わらない」(44.0%)と答えた子どもが多かったです。
★簡単な結果はこちら
★正式な結果とまとめはこちら
<11月20日に子どもアンケート結果を伝えるイベントをしました>
11月20日に、このアンケート結果を子どものみなさんと共有し、政府(せいふ)の人や国会議員(ぎいん)に直接(ちょくせつ)意見を伝えることができるオンラインイベントを行いました。
当日は、山田太郎 参議院議員(さんぎいんぎいん)、自見はなこ 参議院議員(さんぎいんぎいん)、早稲田ゆき 衆議院議員(しゅうぎいんぎいん)、内閣官房(ないかくかんぼう)こども政策推進体制検討(せいさくすいしんたいせいけんとう)チームの佐藤勇輔さんが参加しました。
セーブ・ザ・チルドレンの公式YouTubeでイベントの録画動画を見ることができます。
自見議員「アンケートでは、コロナが怖いという小学生がたくさんいた。こども庁があったらもっともっと子どもたちがわかるメッセージの伝え方、発信ができたのだろうと思う。『ぜったいに自分たちが世の中を変えられる!』その気持ちがすごく大事で、それを忘れないでください。ぜひそういう気持ちを私たちにぶつけてほしい。みんなの声をもっともっと聴いて、国会でがんばります。」
山田議員「私は小さいときに母親がひとり親になって、一人っ子で寂しい思いをしながら大人になった。いろんな境遇(きょうぐう)・環境にある子どもたちをなんとかしていかなければならないと思って、国会議員(ぎいん)をやってきた。こども庁の議論(ぎろん)を進めて、だれかに相談したいけれどだれに助けを求めたらいいかわからないというときに、社会や制度(せいど)がみなさんを支えていく仕組みを整えていきたい。」
早稲田議員「子どもがひとりの人間として成長する、また家庭のみなさんが子育てしやすい社会にするには、社会全体で子どもの育ちを支えていく、という子どものための組織にしていきたい。SNSをやっているので、子どもたちからどんどん意見をきいていきたい。(困ったときに)電話相談はあるけど、今の子どもたちは電話よりもLINEやSNS。より広い子どもたちの声をきけるようにしていきたい。」
佐藤さん「内閣官房(ないかくかんぼう)は総理(そうり)に一番近い役所。いつも子どものために何が一番いいか考えて、子どもや若者の声をきいて、子どもたちと一緒に子どものための政策(せいさく)を考える。そういう役所をつくりたいと考えている。アンケートの結果の中で、3割ぐらいのみなさんは、本当に変わるのかな?自分たちの声をきいてくれるのかな?と疑問に思っている。そういう率直な声をきけたのがとてもうれしかった。期待をしてくれている子どもたちの期待にしっかり応え、期待をまだできないと思っている子どもたちが、『あっ!今度は期待できるかもしれない!変わるかもしれない!』と思ってくれるように一生懸命(いっしょけんめい)がんばります。」
<声を聴かれること、遊んだり・休んだりすることも子どもの権利>
学校で勉強をすることだけではなく、遊んだり、休んだりすることや、「大人に意見を言えて、それをちゃんときいてもらうこと」も子どもの権利(けんり)のひとつです。この権利はみなさん、そして世界の子どもたち全員が持っています。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちの生活をよりよくするために、アンケートで集まったみなさんの意見を国や大人たちに伝えていきます。さいごまで読んでくれて、ありがとう!
(国内事業部 西崎萌)
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちが考えていることを知って、子どもの声を取り入れた政策(せいさく)になるように働(はたら)きかけたいと思いました。そこで、「子どもアンケート〜国による子どものための新しい取り組み〜」をしました。さらに、その結果を政府(せいふ)の人や国会議員(ぎいん)に伝えるイベントを行いました。
アンケートには、18歳(さい)までの子ども2,984人が答えてくれました。
みなさん、ありがとうございました!
<アンケートでわかったこと>
●身近なことで、困(こま)っていることや心配なことはなんですか?
1番多かったのは「進学や受験(じゅけん)、就職(しゅうしょく)といった将来のこと」39.9%(およそ2〜3人に1人)でした。
次に多いのは「お金のこと」28.2%、「授業(じゅぎょう)など勉強のこと」28.1%(およそ4人に1人)でした。
●国がつくろうとしている子どものための新しい省庁(しょうちょう)や法律(ほうりつ)についてどう思いますか?
およそ2人に1人が 「とても期待する・期待する」(46.1%)
およそ3人に1人 が「あまり期待しない・まったく期待しない」 (32.6%)
と答えました。
子どもたちの具体的な声〜期待する理由
- 子どもは後回しにされがちだけど、私たち子どもにも焦点(しょうてん)があたってうれしい(16歳)
- 子どもに特化(とっか)した省庁(しょうちょう)ができることで、虐待(ぎゃくたい)やいじめ、学校に行けないなどの問題が解決(かいけつ)されるのではないかと思う(17歳)
- 自分が意見を出せるかもと思った(15歳)
子どもたちの具体的な声〜期待しない理由
- 政府の人たちが子どもの意見を聞かずに大人の意見だけで日本を動かしている(12歳)
- 変わる前に大人になってしまうと思うから(14歳)
●政治家(せいじか)に意見を言いやすいと思いますか?
およそ10人に7人 「あまりそう思わない・まったくそう思わない」(69.4%)
およそ10人に1人 「とてもそう思う・そう思う」 (7.2%)
と答え、多くの子どもたちが政治家に意見を言いにくいと答えました。
その理由については、「意見を言う機会がない」(48.5%)「意見を言っても何も変わらない」(44.0%)と答えた子どもが多かったです。
★簡単な結果はこちら
★正式な結果とまとめはこちら
<11月20日に子どもアンケート結果を伝えるイベントをしました>
11月20日に、このアンケート結果を子どものみなさんと共有し、政府(せいふ)の人や国会議員(ぎいん)に直接(ちょくせつ)意見を伝えることができるオンラインイベントを行いました。
当日は、山田太郎 参議院議員(さんぎいんぎいん)、自見はなこ 参議院議員(さんぎいんぎいん)、早稲田ゆき 衆議院議員(しゅうぎいんぎいん)、内閣官房(ないかくかんぼう)こども政策推進体制検討(せいさくすいしんたいせいけんとう)チームの佐藤勇輔さんが参加しました。
セーブ・ザ・チルドレンの公式YouTubeでイベントの録画動画を見ることができます。
自見議員「アンケートでは、コロナが怖いという小学生がたくさんいた。こども庁があったらもっともっと子どもたちがわかるメッセージの伝え方、発信ができたのだろうと思う。『ぜったいに自分たちが世の中を変えられる!』その気持ちがすごく大事で、それを忘れないでください。ぜひそういう気持ちを私たちにぶつけてほしい。みんなの声をもっともっと聴いて、国会でがんばります。」
山田議員「私は小さいときに母親がひとり親になって、一人っ子で寂しい思いをしながら大人になった。いろんな境遇(きょうぐう)・環境にある子どもたちをなんとかしていかなければならないと思って、国会議員(ぎいん)をやってきた。こども庁の議論(ぎろん)を進めて、だれかに相談したいけれどだれに助けを求めたらいいかわからないというときに、社会や制度(せいど)がみなさんを支えていく仕組みを整えていきたい。」
早稲田議員「子どもがひとりの人間として成長する、また家庭のみなさんが子育てしやすい社会にするには、社会全体で子どもの育ちを支えていく、という子どものための組織にしていきたい。SNSをやっているので、子どもたちからどんどん意見をきいていきたい。(困ったときに)電話相談はあるけど、今の子どもたちは電話よりもLINEやSNS。より広い子どもたちの声をきけるようにしていきたい。」
佐藤さん「内閣官房(ないかくかんぼう)は総理(そうり)に一番近い役所。いつも子どものために何が一番いいか考えて、子どもや若者の声をきいて、子どもたちと一緒に子どものための政策(せいさく)を考える。そういう役所をつくりたいと考えている。アンケートの結果の中で、3割ぐらいのみなさんは、本当に変わるのかな?自分たちの声をきいてくれるのかな?と疑問に思っている。そういう率直な声をきけたのがとてもうれしかった。期待をしてくれている子どもたちの期待にしっかり応え、期待をまだできないと思っている子どもたちが、『あっ!今度は期待できるかもしれない!変わるかもしれない!』と思ってくれるように一生懸命(いっしょけんめい)がんばります。」
<声を聴かれること、遊んだり・休んだりすることも子どもの権利>
学校で勉強をすることだけではなく、遊んだり、休んだりすることや、「大人に意見を言えて、それをちゃんときいてもらうこと」も子どもの権利(けんり)のひとつです。この権利はみなさん、そして世界の子どもたち全員が持っています。
セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちの生活をよりよくするために、アンケートで集まったみなさんの意見を国や大人たちに伝えていきます。さいごまで読んでくれて、ありがとう!
(国内事業部 西崎萌)